娘
ダリア・カシュチェーヴァ
ABOUT
心の痛みは隠すべき?
あなたの心にあるお父さんへの愛や憧れの感情に迫ります。
父と娘の複雑な心情をコマ撮りアニメの手法で描く繊細なアニメーション作品です。
病室の父に寄り添う娘に子どもの頃の記憶がよみがえる。それは、死んだ小鳥を見つけたある日のこと。父は悲しむ娘を抱きしめてやれず、それ以来、誤解が二人を隔てる壁となっていた。病室の窓に小鳥がぶつかってくる、その瞬間までは―。
本作は、チェコ・ライオン賞(最優秀学生映画賞)、メルボルン国際映画祭(最優秀短編アニメーション賞)など数々の映画賞を総なめにし、2020年アカデミー賞にもノミネート。日本でも広島国際アニメーションフェスティバルグランプリ、東京アニメアワードフェスティバル短編部門グランプリ・東京都知事賞を受賞した話題作です。
作品の基本情報
- 上映時間
- 15分
- 言語
- ノンバーバル
- 料金
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〈レンタル〉 500円(税込) 視聴期間: 240時間 / 10日間〈定額制・月会員〉 1,800円(税込) / 月〈定額制・年会員〉 30,000円(税込) / 年 ※その他にも特典あり
- ジャンル
- アニメーション 映画
- シリーズ
- 子ども向け
本作品のアクセシビリティ
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音声ガイド
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手話
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バリアフリー字幕
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字幕
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多言語対応
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吹き替え
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作家オリジナルのバリアフリー
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ノンバーバル
オリジナル版(ノンバーバル:言葉がわからなくても楽しめるインクルーシブな表現)と2つのバリアフリー動画をご用意しています。タブを切り替えてご覧ください。
- バリアフリー日本語字幕
- 音声ガイド
POINT!
人形を少しずつ動かして撮影を繰り返す、コマ撮りの手法を用いて制作された短編アニメーション作品です。 この作品は、アニメーション制作において長い伝統を誇るチェコで生まれ、世界中で高く評価されている傑作です。 セリフがなく、登場人物の表情や動きで物語が動いていきます。
アーティスト・制作者からのメッセージ
私の映画の重要なテーマは、父と娘の関係です。私にとってとても個人的で重要なテーマです。 思い出の世界に観客を引き込むために、手持ちカメラ、大きなアップ、低い視点での撮影、多彩な動き、即興性とドキュメンタリー風の撮影方法を駆使してこの作品を作りました。
登場人物の感情を表情で表現することを目指しました。人形の顔に直接目を描くことで、キャラクターに命が宿り、感情溢れる表情を作りだしています。
アーティストプロフィール
ダリア・カシュチェーヴァ
プラハ芸術アカデミー映像学部でアニメーションを専攻。
国際的なアニメーションフェスティバルの数々に、大学で制作した作品がノミネートされる。『受け入れる(To Accept)』がカンヌのコンペティション「ネスプレッソ タレント 2017」で「INT AWARDS 2017」を受賞。
自身の卒業制作となるパペットアニメーション『娘(Daughter)』で、カシュチェーヴァはカメラの動きを駆使し、作品のテーマである父と娘の関係に迫った。この制作プロジェクトは「CEEアニメーションフォーラム2018」からスタートしたもので、第46回学生アカデミー賞アニメーション部門にて金メダルを受賞、第92回アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされたほか、2019年度アヌシー国際アニメーション映画祭で「Cristal for a Graduation Film」賞と「Junior Jury Award for a Graduation Film」賞を受賞した。
クレジット
Animation: daria KASHCHEEVA
Scenario, Script: daria KASHCHEEVA
Set: daria KASHCHEEVA
Castings:
Image: daria KASHCHEEVA, bargav SRIDHAR
Special effects:
Film editor: alexander KASHCHEEV
Rendering:
Sound engineer:
Sound editor: daria KASHCHEEVA
Mix: miroslav CHALOUPKA
Soundtrack: petr VRBA
配信協力:チェコセンター東京
https://tokyo.czechcentres.cz/ja/
音声ガイドナレーション:水野ゆふ(舞台ナビLAMP・オフィスPAC)
音声ガイド・バリアフリー日本語字幕制作:Palabra株式会社
バリアフリー製作:株式会社precog