もるめたも
Reframe Lab
ABOUT
それまで「自分」だと思っていたものが、あるとき水に、鳥や風に、土中の菌から宇宙にまで変容していくメタモルフォーゼ(変容)の物語。
自分の内なる宇宙を感受し、外なる宇宙と遊ぶ
もし、いま子どもが孤独や寂しさを感じていたら、この世界に疑問を持っていたら、私たちはどう向き合うのが良いでしょうか?疑問を感じること自体が、その人のもつ力でもあります。いま目にうつる世界がすべてではなく、想像力を育み、様々なものの見方を増やすことで世界が広がっていく可能性もあります。自分の中にある、あらゆる経験と感情(喜び、安心、怒り、不安、混乱)は、自分を知るとても大切なサインであり、いつか自分の糧となるかもしれません。それらを「内なる宇宙の宝物」ととらえて感受しながら、海から空へ、森、土、火などが連環する「外なる宇宙」と遊んでみる。いつのまにか、自分の体が水になり、鳥になり、虫になり、宇宙の一部にまでなってしまう。『もるめたも』は、そんな変容(メタモルフォーゼ)の物語です。
原作:Reframe Lab アニメーション:ひらのりょう 音楽:OLAibi ナレーション:コムアイ
12/4 に開催される「THEATRE for ALL Presents まるっとみんなで映画祭」で上映する作品となります。
「まるっとみんなで映画祭」とは?詳しくはこちら!
オンラインでは、12月4日(土)の野外上映イベント終了後の配信を予定しております。開始日は追ってご案内いたします。
作品の基本情報
- 上映時間
- 8分
- 言語
- 日本語(言葉がわからなくても楽しめるインクルーシブな表現です)
- 料金
- 無料
- ジャンル
- アート アニメーション
- シリーズ
- 子ども向け
本作品のアクセシビリティ
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音声ガイド
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手話
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バリアフリー字幕
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字幕
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多言語対応
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吹き替え
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作家オリジナルのバリアフリー
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ノンバーバル
本作品のアクセシビリティ
言葉がわからなくても楽しめるインクルーシブな作品となっております。その他2つのバリアフリー動画をご用意しております。タブを切り替えてご覧ください。
・音声ガイド:目が見えない・見えづらい方向けに、場面や人物の動きといった視覚情報をナレーションした音声ガイド付きの動画
・バリアフリー日本語字幕:話している言葉と話者名に加えて、音楽や効果音などの主な音情報を文字にした字幕です。
アーティスト・制作者からのメッセージ
新型コロナウイルス感染拡大をはじめ、自然災害や経済問題などによる社会的混乱や危機は、私たちの身体や心にも大きな影響があると知られています。それは実際に危機に直面したかどうかに関わらず、メディアの報道など間接的な体験からも生じます。そのとき子どもにとって重要なのが「遊びと想像力」であり、子どもと関わる大人による適切な関わりであることが研究で明らかになっています。こうした誰にでも起こりうる心の傷の影響を正しく理解し、適切に関わることは「トラウマインフォームドケア」と呼ばれています。そこで私たちは、誰もが持つ「遊び」の力を手がかりに、これからの社会を「目にうつるもの」だけではなく、生命と非生命、心、異世界といった「ミエナイモノ」への気配を感じ、想像し、多様なる自然を行き来するプログラムを立ち上げました。この作品を入り口にして、ぜひ遊びと想像力で、この世界を謳歌してもらえたらうれしいです。