WHATEVER SCARES YOU
Back to Back Theatre(バック・トゥ・バック・シアター)
ABOUT
Breannaはプロのアーティストになることを目指している20歳。そして、彼女はニューロダイヴァーであることを自覚し始めている。
この作品は、Breanna Deleoのデビュー1年目を記録した通過儀礼的な映画。Breannaは誰にとっても難しい、プロのアーティストを職業にしようとしている。さらには、彼女はニューロダイヴァーであることを自覚し始めている。両親は彼女の最大の味方であり、擁護者であって、Breannaを守りたいと思っているが、自分の道を見つけるには、1人でやっていかなければいけないこともあるのだ。
作品の基本情報
- 上映時間
- 25分
- 言語
- 英語
- 料金
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〈レンタル〉 500円(税込) 視聴期間: 240時間 / 10日間〈定額制・月会員〉 1,800円(税込) / 月〈定額制・年会員〉 30,000円(税込) / 年 ※その他にも特典あり
- ジャンル
- 映画
- シリーズ
- TRANSLATION for ALL
本作品のアクセシビリティ
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音声ガイド
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手話
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バリアフリー字幕
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字幕
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多言語対応
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吹き替え
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作家オリジナルのバリアフリー
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ノンバーバル
オリジナル版(アクセシビリティなし)と1つのバリアフリー動画をご用意しています。タブを切り替えてご覧ください。
- バリアフリーなし(英語)
- 日本語字幕
アーティスト・制作者 からのメッセージ
「Whatever Scares You」は、SBSが主導し、Screen AustraliaとVicScreenと共同で、まだメジャーになっていない映画製作者を募集する「Curious Australia」から生まれた。Breannaが2022年初頭に放映されたABCテレビシリーズ「FIRST RESPONDERS」で共同執筆と主演を務め、South by SouthWestでデビューし観客賞を受賞した「SHADOW」に主演した後にSBSからの呼びかけられた。これらの経験から、Breannaがより多くの映画出演に興味を抱いていることや、彼女が映画のために生まれてきたような、きらびやかで魅力的な存在であることも明らかだった。
この映画は、Breannaが驚くような寛大で強いことの証しだ。彼女は、大きな転換期の瞬間に勇敢にも私たちを受け入れ、世界の中で自分の居場所を見つけようとする彼女自身の弱さを見せてくれた。これは、TamaraとBreannaが過去数年にわたり培ってきた親密な協力関係、そして彼女とその家族、映画チームとの深い信頼関係と友情を物語っている。このプロジェクトへの彼らの支持は続いており、「あなたはBreannaに、彼女の人生の旅路において非常に重要な声を与えてくれた」と述べている。
観客の間では、強い女性のロールモデルを求める声が高まっている。Breannaの弱さと葛藤の中で、他の人々が自分の声を見つけ、自分の道を切り開くきっかけになることを願う。
Alice Fleming(プロデューサー)
「翻訳」を通して、さまざまな形で表現を届けるTRANSLATION for ALLの配信プログラムとして、オーストラリアを拠点に、知的障害のある俳優が中心メンバーとなり活動しているバック・トゥ・バック・シアターによるドキュメンタリー映像『WHATEVER SCARES YOU』を紹介します。この『WHATEVER SCARES YOU』では、Breanna Deleoというひとりの、いままさにに羽ばたこうとしている俳優の1年が描かれます。
人間として、そしてアーティストとしての葛藤しながらの成長は、Breannaだけの物語ですが、そこから受け取るものを翻訳することで、観る人が自分を見つけるきっかけにもなるのではないでしょうか。バック・トゥ・バック・シアターは、秋に開催するKYOTO EXPERIMENT 2023では演劇作品を上演しますが、映像だからこその親密性を楽しめる本作『WHATEVER SCARES YOU』と、演劇作品の両方をぜひご体験いただければ幸いです。
KYOTO EXPERIMENT共同ディレクター
川崎陽子、塚原悠也、ジュリエット・礼子・ナップ
アーティスト プロフィール
Breanna Deleo

Photo by Jeff Busby
オーストラリア・ジーロングで生まれたブレアンナは、5年生までGrovedale West Primary Schoolに通い、その後、知的障害者のための学校であるネルソン・パーク・スクールに転校、生徒会長を務めた。 ネルソン・パーク・スクールでの生活の中で「Back to Back Theatre」と初めて出会い、地元ラジオ局で放送されたラジオ劇の主役の声を担当。その後、2021年にアンサンブルに参加する前に、パフォーマンス制作のための実験室である「Theatre of Speed」の主要メンバーとなった。この間、カンパニーの「RISINGフェスティバル回顧展」アシスタントプロデューサー、Back to Backが行ったNelson Park Schoolの10年生の指導、Back to Backプロジェクトの新メンバーオーディションのサポート、カンパニー初の長編映画『SHADOW』の主演を務めた。
Tamara Searle(監督)

Photo by Drew Farrell
パフォーマンス・メーカー、ディレクター。ショッピングセンター、川、干潟、図書館、森など、一般的でない場所で、一般的でないパフォーマーとライブおよびデジタルパフォーマンスを行う。Back to Back Theatreのアーティスティック・アソシエイト。 Bristol, National Theatre of Scotland、Theatre Thikwa Berlin、Festival Utrecht、Milton Keynes International Festivalとのコラボレーションを行う。独立系アーティストとしては、 Jackson CastiglioneとFuture Echoes(メルボルン芸術センター)、作曲家Christopher HarleyとHomegrown(VCA)、Katerina Kokkinos KennedyonとRoyal Botanic Gardensのためのサウンドワークでコラボレーションしている。 障害者アーティストのScott Priceが、アートにおける挑発について人々にインタビューするシリーズ「PRICE」(2015年多文化メディア賞ノミネート)など、映画への脚本・演出を手がける。弱者がパフォーマンスや映画制作技術にアクセスできるように設計された共同映画制作レジデンス「RADIAL」を共同制作し、ベルリン、スコットランド、ジーロングで活動を開始した。また、オランダのユトレヒト、イギリスのブリストル、ミルトンキーンズなどで開催された「The Democratic Set」のディレクターも務めている。
クレジット
製作:Back to Back Pictures
共同脚本: Tamara Searle Breanna Deleo
監督: Tamara Searle
プロデューサー: Alice Fleming
編集: Daniela Raulli
撮影監督: Rhian Hinkley
音楽: Nat Bartsch
脚本コンサルタント: Diana Fisk
出演: Breanna Deleo Joanne Deleo Joseph Deleo
Mark Deans Randolf Reimann Nikki Watson
Sarah Mainwaring Lydian Dunbar Alana Hoggart
Scott Price Mathew Daymond Lisette Drew Simon Laherty
Phoebe Rose Hall Thomas “Soup” Campbell Nat Bartsch
Zac Mifsud Emma-June Curik
Tamara Searle
Leiko Manalang Chris Paget Tim Stitz Marc Hull
Claire Carlin Bruce Gladwin Lauren Watson
Ella Lincoln Ingrid Voorendt Tara Sales
Alice Fleming
Daniele Constance Rhian Hinkley Erin Watson
Jaz Wickson
この作品は、Back to Back Pictures Pty. Ltd.がBack to Back Theatreと共同で制作した。
Back to Back Theatreは、Australia Council for the Arts,Creative Victoria, and the City of Greater Geelong, acknowledgesの支援を受けており、the Department of Education & Training, Victoria,からはストラテジック・パートナーシップ・プログラムを通じて支援を受けています。
The Anthony Costa Foundation; Give Where You Live Foundation; The Sidney Myer Fund; the Percy Baxter Charitable Trust; the Winifred and John Webster Charitable Trust Fund; and the Une Parkinson Foundationの助成を受けて制作されました。
日本語字幕:川田康正、山田カイル(Art Translators Collective)
※本映像の日本語字幕は公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】の事業で製作されました