STAGE for ALL

「多様なつくり手と創作すること」と「多様な鑑賞者に作品を届けること」を考える実践講座

STAGE for ALLは、「障害と創作や鑑賞の場づくり」について考えながら実践する企画・制作者のための連続講座です。オンライン講座とワークショップ講座を通じて、劇場職員、パフォーミングアーツの企画者やアーティストなど、さまざまな現場の実践者同士で集い、それぞれに活かせる視点や工夫を共有し、ともに考えていきませんか?

プログラム

STAGE for ALLは「オンライン講座」と「ワークショップ講座」を通じて、「障害と創作や鑑賞の場づくり」について考えながら実践する企画・制作者のための連続講座です。

対象:インクルーシブな創作・環境づくりに興味のある方・多様なつくり手との創作、多様な鑑賞者に作品を届けることに興味のある方 (劇場や文化施設の職員、パフォーミングアーツの企画制作者、アーティストなど)

オンライン講座(全4回)

全4回のパフォーミングアーツにおける障害と創作・表現・鑑賞環境について考えるトークシリーズ。

場所:オンライン (Zoom) 
アクセシビリティ:手話通訳、文字支援
受講料:通し券1,500円 1回券 500円
申し込み締切:各講座の前日

劇場のアクセシビリティを考える〜Modu Art Theaterの実践〜  日時:9月10日 (水) 19:00〜21:00 登壇:オ・セヒョン(韓国障害人文化芸術院 劇場運営部 部長) 聞き手:篠田栞、田澤瑞季(株式会社precog)

劇場のアクセシビリティを考える
〜Modu Art Theaterの実践〜 
日時:9月10日 (水) 19:00〜21:00
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精神障害と創作〜障害のある人との創作活動の現場〜 日時:9月18日 (木) 19:00〜21:00 登壇: 中村麻美(OUTBACKアクターズスクール校長) 栗原和美・塚本さやか(特定非営利活動法人法人東京ソテリア) 聞き手: 土門蘭(文筆家)

精神障害と創作
〜障害のある人との創作活動の現場〜
日時:9月18日 (木) 19:00〜21:00
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ステージの手話通訳とはなにか〜表現と鑑賞のあいだで〜  日時:9月26日 (金) 19:00〜21:00 登壇: 江副悟史(株式会社エンタメロード 代表取締役) 田中結夏(舞台手話通訳者、手話通訳士、俳優、保育士) 長谷川恵美理(コンサート手話通訳・プログラムマネージメント)

ステージの手話通訳とはなにか
〜表現と鑑賞のあいだで〜 

日時:9月26日 (金) 19:00〜21:00
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舞台芸術のアクセシビリティを考える大会議〜たのしむ人と届ける人の対話〜 日時:10月3日 (金) 19:00〜21:00 登壇: 山崎有紀子(アクセシビリティアドバイザー) 関場理生(俳優、ナレーター) 王丸あすか(福岡県立ももち文化センター 事業責任者) 山川陸(アーティスト、Transfield Studio共同主宰)

舞台芸術のアクセシビリティを考える大会議
〜たのしむ人と届ける人の対話〜
日時:10月3日 (金) 19:00〜21:00
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ワークショップ講座

障害のある人との創作表現や鑑賞設計を体験し、対話する、パフォーミングアーツの実践者のための合宿形式の短期集中講座。

期間:2026年1月24日(土)〜25(日) (東京)
   2026年2月21日(土)〜22日(日) (奈良)
場所:東京・奈良 (2会場での実施)
アクセシビリティ:手話通訳  ※手話通訳が必要な場合、申し込み時にお知らせください。
定員: 各回15名程度
受講料:一般15,000円、U29 12,000円     
    ※宿泊・交通費補助あり(上限30,000円)
申し込み締切:11月28日(金)

※オンライン講座とのセット受講を推奨
※3月12日(木) 2コース合同のオンライン成果発表会実施予定
※コースA、コースBからお選びいただきます

コースA 身体や心をつなぐ翻訳と対話。情報保障と鑑賞の先の対話を考える 

日程:2026年1月24日(土)〜25日(日)
会場:CINEMA Chupki TABATA ほか(東京都北区東田端2丁目8−4)

コースB 重度の心身障害のある人と創作すること、日常とケアのあわいの表現

日程:2026年2月21日(土)-22日(日)
会場:たんぽぽの家アートセンターHANA  (奈良県奈良市六条西3-25-4)

【オプション】特別視察プログラム

アクセシビリティコーディネーターともに巡る、国際芸術祭「あいち2025」の演目のアクセシビリティ

「ワークショップ講座」参加者のうち希望者に対し、国際芸術祭「あいち2025」のパフォーミングアーツ部門の鑑賞サポート付き公演の視察研修を実施します。「あいち2025」のパフォーミングアーツプログラムでは、リラックスパフォーマンスの回を導入するなど、アクセシブルな舞台芸術プログラムの提供を目指しています。会期中のアクセシビリティ・鑑賞サポート付き公演の視察ツアーを行うことで、受講者にリアリティをもって文化芸術のアクセシビリティを体感いただきます。

期間:2025年10月13日(月・祝)
会場:愛知県芸術劇場 小ホール(B1F)
受講料:3,500円 ※「ワークショップ講座」参加希望者のみが参加可能です。
定員:10名程度
申し込み締切:9月15日(月・祝)
視察作品:オル太『Eternal Labor(エターナル・レイバー)』
※実施は12:00〜16:15頃の予定です。詳細は参加者にご案内いたします。
※15:00開演の公演チケットを事務局が購入済みです。チケットは受講料に含まれます。

企画監修

長津 結一郎

九州大学大学院芸術工学研究院准教授

多様な関係性が生まれる芸術の場に伴走/伴奏する研究者。専門はアーツ・マネジメント、文化政策。障害のある人などの多様な背景を持つ人々の表現活動に着目した研究を行なっているほか、ワークショップに関する教育、演劇・ダンスのマネジメントやプロデュースにも関わる。著書に『舞台の上の障害者:境界から生まれる表現』(九州大学出版会、2018年)

写真撮影:Junpei Iwamoto

NPO法人DANCE BOX 事務局長/「こんにちは、共生社会(ぐちゃぐちゃのゴチャゴチャ)」プロジェクト・チーフ

神戸新長田の劇場「ArtTheater dB KOBE」を拠点に、コンテンポラリーダンスのアーティストの育成事業や、障がいをもつ人や国籍の違う人・地域の人とつくる事業を展開。ダンスと身体、表現と社会、人と地域と劇場が出会い拡張する現場を考え続けている。障害者との活動は、「循環プロジェクト」(~2012)を経て、現在はダンスカンパニー「Mi-Mi-Bi」「やさしいコンテンポラリーダンスクラス」にも伴走中。

お問い合わせ

本事業問い合わせ:tfa@precog-jp.net
電話番号:03-3528-9713 FAX番号:03-3528-9720

クレジット

文化庁委託事業「令和7年度障害者等による文化芸術活動推進事業」
主催:文化庁、株式会社precog
企画・制作運営:株式会社precog
広報:THEATRE for ALL