信州監督特集上映会

まるっとみんなで映画祭 2023
in KARUIZAWA

ABOUT

信州監督特集!素晴らしい映画文化が信州で生まれています。それぞれの監督らしいまなざしを感じて。

『プックラポッタと森の時間』
監督が軽井沢で発見した不思議な生き物。あなたは見たことがありますか?
『エディブル・リバー』
長野県・伊那谷の高校生が伝統の「ざざむし漁」をつなぐドキュメンタリー
『まつもと日和』
8mmフィルムがつなぐ過去・現在・未来。松本に詰まった無数の人生、ひとつひとつが愛おしい。

イベントについて

開催概要

日時: 2023年 11月17日(金) 〜19日(日)

3作品を以下の順番で上映します。作品と作品の間に5分間の途中休憩があります。
①『プックラポッタと森の時間』(監督:八代健志|16分)
②『エディブル・リバー』(監督:太田信吾|20分)
③『まつもと日和』(監督:三好大輔|73分)

<上映時間>
11月17日(金) 14:30〜
11月18日(土) 16:00〜
11月19日(日) 15:00〜

会場:軽井沢町中央公民館 (長野県北佐久郡軽井沢町長倉2353-1)

※映画祭の上映会・イベントチケットをお持ちの方は無料で鑑賞いただけます

作品紹介

『プックラポッタと森の時間』

この映像は、世界中で人やモノの流れが止まったあの年に「私」が見つけた不思議な生き物に関する報告である。世界の人々が自宅待機を余儀なくされたあの年の春、「私」も都会への通勤をやめ自宅での毎日をすごしていた。
そんなある日、「私」は庭で不思議な生き物の痕跡を発見する。監視カメラを設置して調べてみると、写っていたのはなんと身長15cmほどのコビト。「私」はこの生き物を「プックラポッタ」と名付け、その探索に没頭する。しかし、世の中が少しづつ動きを取り戻すにつれ「私」の目にはプックラポッタが見えなくなっていく。
目に見えているものだけが果たして本当の真実なのだろうか?
プックラポッタを通して「私」は考える。

監督:八代健志

1969年、秋田県生まれ。 東京芸術大学デザイン科卒業。太陽企画にてCMディレクターとして実写を中心に活動する傍ら、様々な手法のストップモーションアニメーションも扱ってきた。 2015年TECARATを立ち上げ、人形アニメーションに軸足を移す。脚本・監督のほか、美術、アニメート、人形造形なども手がける。手から作り出される質感を重視し、ストップモーションアニメーションならではの映像を目指している。

『エディブル・リバー』

長野県の伊那谷では毎年12月から翌2月にかけて伝統的なざざむし漁が行われている。だが護岸工事による水質の変化や気候変動、漁師の高齢化などざざむし漁には多くの壁が立ちはだかっていた。 本作は50年近く愛着をもってざざむし漁を続けてきた漁師が引退するまでの2年間と、地域に根付いたざざむしの文化を未来へ繋いでいこうと動く高校生たちの交流・活動の軌跡を追いかけたドキュメンタリー。

▶︎『エディブル・リバー』公式ページ

監督:太田信吾

1985年生まれ。映画監督・俳優として活動。長野県出身。大学では哲学・物語論を専攻。大きな歴史の物語から零れ落ちるオルタナティブな物語を記憶・記録する装置として映像制作に興味を持つ。処女作の映画『卒業』がイメージフォーラムフェスティバル2010優秀賞・観客賞を受賞。初の長編ドキュメンタリー映画『わたしたちに許された特別な時間の終わり』がYIDFF2013で公開後、世界12カ国で公開。その後も映画『解放区』『想像』などエッジの効いた映画作品を手掛ける他、TV『情熱大陸』『『フードトラッカー峯岸みなみ』など演出を手掛ける。俳優としても活動しており最近の出演作に舞台『未練の幽霊と怪物』、ドラマ『夢を与える』(WOWOW)、『東京怪奇酒』(テレビ東京)などがある。2022年、志賀直哉の短編小説に着想を得た『現代版 城崎にて』(ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022優秀芸術賞受賞)を公開。

『まつもと日和』

1960年代から80年代にかけて松本市で撮影された8mmフィルムを市民から募集しデジタル化した映像をもとに、多世代の市民や学生、地元アーティストと協働しながら制作された地域映画。懐かしさが溢れる映像の数々を軸に、約半世紀ぶりに蘇った記録を見る現在の家族や友人の語り、フィルムを元にアニメ制作をする中学生、幻の市歌の発掘と再生のストーリーなど、新たな物語が加わることで、ノスタルジーだけでは終わらない、地域再生の可能性に満ちた希望が光る作品。

▶︎『まつもと日和』公式ページ

監督:三好大輔

映画監督、プロデューサー。日大芸術学部放送学科卒業後、音楽専門の映像制作会社入社。音楽映像を中心に、広告やドキュメンタリーなど幅広く手がける。2008年より東京藝術大の映像工房講師。2011 年安曇野に移住。2018年より同大学大学院専門研究員。昭和の8mmフィルムを掘り起こし市民と共創する地域映画づくりを全国で展開している。2020年、松本の築150年の古民家に拠点を移す。

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