キッズフレンドリー上映会

まるっとみんなで映画祭 2023
in KARUIZAWA

ABOUT

『Fruits of Clouds』
待つだけでよいの? 呼び覚まされた好奇心の先にあるものは
『PAPER?/かみ?』
見ながら、一緒に音を出してセッション!楽器がなくても大丈夫。
『眠れない夜の月』
「月」からやってきたのは…「リス」!? 時間の止まった夜の森へ、冒険の旅に出る!

イベントについて

開催概要

日時: 2023年 11月18日(土) 〜19日(日)

3作品を以下の順番で上映します。作品と作品の間に5分間の途中休憩があります。
①『Fruits of Clouds』(監督:カテジナ・カルハーンコヴァ|10分)
②『PAPER?/かみ?』(音楽:蓮沼執太、映像:水尻自子|10分)
③『眠れない夜の月』(監督:八代健志|25分)

<上映時間>
11月18日(土) 12:00〜
11月17日(日) 12:00〜

会場:軽井沢町中央公民館 講義室(長野県北佐久郡軽井沢町長倉2353-1)

※映画祭の上映会・イベントチケットをお持ちの方は無料で鑑賞いただけます

作品紹介

『Fruits of Clouds』

暗黒の森の中、ぽっかりと開いた空き地に「フサフサくん」は仲間たちと輪になって巣穴をつくって住んでいる。彼らの空腹を満たしてくれるのは、大地に触れると赤く白熱してフルーツに変わる種だけだった。でも、その種はめったに空から降ってこない。それにみんな闇の森が怖いから空き地を抜け出して、食糧を探しにいくこともできなかった。仕方なく種が降ってくるのを待つばかりの暮らし。けれど「フサフサくん」はもう待つだけなんて御免だ。彼は森の奥の秘密を探しに冒険に出る。

▶︎『Fruits of Clouds』THEATRE for ALL作品ページ

監督:カテジナ・カルハーンコヴァー

プラハ芸術アカデミー映像学部(FAMU)卒。子どものための作品づくりを中心としており、足繁く学校を訪れては子どもたちへのインタビューを行っている。彼女の卒業制作『新種発見』は2014年のアヌシー国際アニメーション映画祭コンペティション部門に入選し、ニューヨーク近代美術館(MoMA)でも紹介され、数ある国際映画祭で審査員賞や観客賞などを総なめにした。2015年の作品『トニーくんとカゼ菌さん』はゴールドパンダ賞を含む数々の賞に輝いた。

『PAPER?/かみ?』

音楽家・蓮沼執太と映像作家・水尻自子が知的障害のある福祉施設利用者とのワークショップ体験をもとに、一方的に鑑賞するだけではない映像作品の可能性に挑戦しました。福祉施設での日常に目を向けながら、障害当事者も介助者も、子どもも大人も、誰もが共に過ごす時間が生まれることを目指した本作は、2021年からTHEATRE for ALL LABの取り組みとして行っている、福祉施設に芸術鑑賞と創作を届ける「劇場をつくるラボ」のオリジナルアニメーション作品です。作品にはたくさんの紙が登場します。一緒に音を出してセッション(合奏)しよう!

▶︎『PAPER?/かみ?』THEATRE for ALL作品ページ

蓮沼執太(音楽家)

1983年東京都生まれ。蓮沼執太フィルを組織して、国内外での音楽公演をはじめ、映画、演劇、ダンスなど、多数の音楽制作を行う。また「作曲」という手法を応用し物質的な表現を用いて、彫刻、映像、インスタレーション、パフォーマンス、ワークショップ、プロジェクトなどを制作する。2013年にアジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)のグランティ、2017年に文化庁・東アジア文化交流史に任命されるなど、国外での活動も多い。主な個展に「Compositions」(Pioneer Works 、ニューヨーク/ 2018)、「 ~ ing」(資生堂ギャラリー、東京 / 2018)などがある。第69回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

 

水尻自子(映像作家)

1984年青森生まれ。 手描きアニメーションを中心に制作し、身体の一部をユニークな視点で捉えた独特のアニメーションを得意とする。 国内外の映画祭で短編作品が上映され、2022年「インター + プレイ」展第3期(十和田市現代美術館)の出展作品として「不安な体」を発表。

『眠れない夜の月』

ある少年とその家族は、巨大な木々が茂る森の中でつつましく暮らしていた。ある夜、少年が眠れずにいると、父親が「それは月が木に引っ掛かっているせいだ」と話す。2人は月を外すため夜の森に入るが、程なく月は無事に動きだした。しばらく後、少年がまた眠れずにいると、突然、リスの姿をした月の番人が現われる。引っ掛かった月を一緒に外してほしいという“リス”の頼みを受け、少年はリスとともに夜の森の冒険へと出発する。

▶︎『眠れない夜の月』THEATRE for ALL作品ページ

監督:八代健志

1969年、秋田県生まれ。 東京芸術大学デザイン科卒業。太陽企画にてCMディレクターとして実写を中心に活動する傍ら、様々な手法のストップモーションアニメーションも扱ってきた。 2015年TECARATを立ち上げ、人形アニメーションに軸足を移す。脚本・監督のほか、美術、アニメート、人形造形なども手がける。手から作り出される質感を重視し、 ストップモーションアニメーションならではの映像を目指している。

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