舞台芸術表現と鑑賞のための講座 2024
企画実践編
「障害のある人と考える」とは、どういうことなのでしょうか?
舞台芸術表現を通して障害の有無に関わらず地域と密接に関わる事業を展開する劇場や団体、地域とつながるために舞台芸術表現や芸術的な視点を取り入れる福祉団体など、地域の状況によって、そのアプローチの方法はさまざまです。
企画実践編では、入門編の受講と並行し、3施設への視察研修を行い、舞台芸術表現のひらき方や地域との繋がり方を学びます。また、グループワークによる企画提案では、自身の活動や活動する地域にあったアプローチを受講生や障害のある人との対話によって模索し、実践します。
申込受付は終了しました(9月8日締切)
講座スケジュール
プログラム内容
オリエンテーション(オンライン)
受講生同士の自己紹介、企画実践編の流れやグループワークのテーマについて説明します。
9月24日(火) 19:30-21:30
会場:オンライン
キックオフ&上映会+交流プログラム
障害と創作について考えるきっかけとなるドキュメンタリー映画鑑賞と感想シェア会。上映会前に対面によるキックオフミーティングを実施します。
9月27日(金) 15:00-上映会 (19:00終了予定)
会場:神戸文化ホール 中ホール
視察研修
さまざまなアプローチで地域と繋がり、舞台芸術をひらく活動を行う福祉施設や劇場を視察します。
2023年度の視察研修の様子
11月1日(金)
特定非営利法人 クリエイティブサポートレッツ
静岡県浜松市中区連尺町314-30
https://cslets.net/
11月16日(土)
DANCE BOXと新長田の街歩きツアー(兵庫)
兵庫県神戸市長田区久保町6-1-1
https://db-dancebox.org/
12月3日(火)
工房まる
福岡県福岡市南区野間3-19-36
https://maruworks.org/
ゲスト:添嶋麻里氏 (公財)アクロス福岡 事業部 ディレクター
グループワーク/企画検討
3〜4人組のチームにわかれ、グループワークを行います。障害のある人や支援者、様々な事業を実践してきた企画監修者からのフィードバックを受け、企画をブラッシュアップしていきます。
会場:オンライン
- 10月下旬 ユーザーヒアリング研修
障害のある人や支援者とともに事業企画を考える様子を見学するオンライン研修。 - 11〜12月 ユーザーヒアリング実践
グループワークでそれぞれ検討する企画について、障害のある人や支援者からフィードバックをもらうオンラインミーティング。 - 12月23日(月) 中間発表
各チームの中間プレゼンテーション。企画監修者や他の受講生からのフィードバックを受けて、企画発表に向けて企画をブラッシュアップします。 - 1月14日(火) 企画発表プレゼンテーション準備
企画発表会
全チームが一堂に会し、プレゼンテーションを行います。企画監修者だけでなく、この日はじめて企画を知るゲストからもフィードバックをもらいます。
2025年1月27日(月)
会場:中央区文化センター(神戸)
受講生企画監修
長津 結一郎
九州大学大学院芸術工学研究院准教授
多様な関係性が生まれる芸術の場に伴走/伴奏する研究者。専門はアーツ・マネジメント、文化政策。障害のある人などの多様な背景を持つ人々の表現活動に着目した研究を行なっているほか、ワークショップに関する教育、演劇・ダンスのマネジメントやプロデュースにも関わる。著書に『舞台の上の障害者:境界から生まれる表現』(九州大学出版会、2018年)
文
NPO法人DANCE BOX 事務局長/「こんにちは、共生社会(ぐちゃぐちゃのゴチャゴチャ)」プロジェクト・チーフ
神戸・新長田の劇場「ArtTheater dB KOBE」を拠点に、コンテンポラリーダンスのアーティストの育成事業や、障がいをもつ人や国籍の違う人・地域の人とつくる事業を展開。ダンスと身体、表現と社会、人と地域と劇場が出会い拡張する現場を考え続けている。障害者との活動は、「循環プロジェクト」(~2012)を経て、現在はダンスカンパニー「Mi-Mi-Bi」「やさしいコンテンポラリーダンスクラス」にも伴走中。
応募について
対象:舞台芸術にかかわる劇場・文化施設職員の企画者、舞台芸術団体制作者、アーティスト 等
料金:15,000円
※入門編オンライン講座・上映会参加料込
※交通費補助あり、上限40,000円(支給規定あり)
定員:15〜20人程度
締切:9月8日(日)24:00
応募条件:
- 日本語でのメールでのやりとりが可能な方
- 視察研修に1ヶ所以上参加ができる方
- 2025年1月27日(月)に中央区文化センター(神戸)で実施する企画発表会に参加できる方
アクセシビリティ:
- 受講にあたり、手話通訳を必要とする方がいらっしゃましたら、可能な限り手話通訳者を手配いたします。必要な方は応募時のアンケートにご記入ください。
- その他、受講にあたって要望等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
応募フロー
- 応募フォーム(Peatix)からお申し込みください。
フォームに必要事項を記入しご応募ください。
応募者が定員を超えた場合、応募の際にフォームに入力していただいた応募動機等の内容を元に選考を行います。
応募締切:9月8日(日)24:00 - 選考通知
選考結果は9月13日(金)までにメール (drifchticket@gmail.com)より結果をお知らせします。 - 受講料のお支払い
参加者の方に結果のお知らせと共に、専用の決済フォーム(Peatix) をご案内いたします。
9月23日(月)24:00までにお支払いをお願いいたします。
オンライン説明会
応募を迷っている方のために本講座の説明会をオンラインで実施します。
興味はあるけれどどのような講座内容かを詳しく知りたい方のご参加をお待ちしております。
日時:8月15日(木) 20:00〜21:00
クレジット
文化庁委託事業「令和6年度障害者等による文化芸術活動推進事業」
主催:文化庁、一般社団法人DRIFTERS INTERNATIONAL
共催:神戸文化ホール(指定管理者:公益財団法人 神戸市民文化振興財団)
企画:一般社団法人DRIFTERS INTERNATIONAL
制作運営:株式会社precog
広報:THEATRE for ALL
協力:TBS
これまでの講座
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障害のある人と共に、舞台芸術の場をつくっていきたい実践者のための講座レポート【視察研修編 前編】
合理的配慮の学びの場から -
障害のある人と共に、舞台芸術の場をつくっていきたい実践者のための講座レポート【視察研修編 後編】
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障害のある人と共に、舞台芸術の場をつくっていきたい実践者のための講座レポート【企画発表会 前編】
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地域みんなで、取り組むアクセシビリティ。公共・劇場にできること、やっていくべきこと【障害のある人と考える舞台芸術表現と鑑賞のための講座】
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【受講生対談】背景や職域の違う人同士で、“劇場”の課題に向き合った半年間。これからの活動にどのように生かせるか?
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