【お題作品:「ルール?」】ミるミる見るツアー 〜映像を聴いて、語るワークショップ〜
ABOUT
「ミるミる見るツアー 〜映像を聴いて、語るワークショップ〜」は目の見える人、見えない人が一緒に映像を見て、聴いて、語る。さまざまな見方で、映像と言葉の新しい楽しみ方やとらえ方を発見していく、対話型ワークショップです。
今回はTHEATRE for ALLで配信中の「田中みゆき、野村律子、菅俊一『ルール?』」を題材に、対話を使って日常の見え方や価値観が変わるヒントを発見していきます。
自分では当たり前だと思っているルールも、別の人にはそうではないことがある。この映像では、色々なコミュニティで共有されている慣習や行動のパターンを通して、ルールが絶対的なものではなく、つくられていくものであることが表現されています。
作品の映像や言葉のなかにも色々なルールが隠されているかも。
ワークショップを通して、この作品をもっと味わってみませんか?
ご参加お待ちしております!
開催日時
2021年7月11日(日) 14:00〜16:30
対象
中学生〜大学生 ※手話通訳あり
定員
8名程度
参加費
無料
ファシリテーター
視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ
お申し込み
募集は終了しました。
注意事項/備考
※予め作品を鑑賞の上ご参加いただくようお願いします。
対象作品:『ルール?』(無料)https://theatreforall.net/movie/rule/
※パソコンの使用を推奨いたしますが、スマートフォンやタブレットからでも参加可能です。
※接続に係る通信料は参加者各自の負担とします。
作品紹介
『ルール?』
自分では当たり前だと思っているルールも、別の人にはそうではないことがある。さまざまなコミュニティで共有されている慣習や行動のパターンを通して、ルールが絶対的なものではなく、つくられ更新されるものであることを考える。
この映像は、私たちの日常の小さな一片が集まってできています。それぞれ2回繰り返されます。少しずつ映像が変化しながら、起こっている出来事の違う側面が見えてきます。それに伴い情報保障も、1回目では少し謎を残しながら、2回見ることを楽しんでもらえるよう工夫しました。細かい部分にも注目しながら、聞いたり見たりしてください。
田中みゆき
キュレーター/プロデューサー。「障害は世界を捉え直す視点」をテーマに価値が定まる前の表現の捉え方を多様な鑑賞者とともに再考する。近年の企画に、『音で観るダンスのワークインプログレス』(KAAT神奈川芸術劇場、2017〜2019)、映画『ナイトクルージング』(2019)、『オーディオゲームセンター』(2017〜)など。21_21 DESIGN SIGHT「ルール?展」にて展覧会ディレクターを務める。 http://miyukitanaka.com/
野村律子
映像作家/ディレクター/CGデザイナー。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒。パリ国立美術大学(ボザール)修士卒。NYでテレビ番組やCM制作を手がけたのち帰国。NHK Eテレ「デザインあ」「テクネ映像の教室」番組内映像など、実写をCG加工した映像作品を得意として活動中。多摩美術大学統合デザイン学科非常勤講師。ADFEST銅賞、BOVA準グランプリ。 http://ritsukonomura.com/
菅俊一
コグニティブデザイナー/多摩美術大学統合デザイン学科専任講師。人間の認知能力を基盤とした行動や意志の領域のデザインを専門としている。近年は、線や点といったわずかな手がかりだけで動きや質感を感じさせるための表現技術や、人間の創造性を引き出すための制約のデザインについての探求と共に、企業とのコンセプトや教育プログラムの研究開発、博物館・展覧会の企画・ディレクション・作品制作などを行なっている。 http://syunichisuge.com
視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ
2012活動スタート。スタッフ5名(視覚障害者3名、晴眼者2名)。月一回のペースで全国の美術館や学校で目の見える人、見えない人が言葉を介して「みること」を考える鑑賞プログラムを企画運営している。https://www.facebook.com/kanshows/
クレジット
企画運営:THEATRE for ALLラーニング
企画協力:視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ
作品協力:DDD Project
主催:株式会社precog