【2つのQ】チェルフィッチュ×金氏徹平「消しゴム山」「消しゴム森」

出演:岡田利規 、金氏徹平

ABOUT

東日本大震災の被害を受けた岩手県陸前高田市では、復興工事によって景色が大きく変わりつつあります。人間の都合で山がけずられ消えていく様子を見て「これでいいんだろうか」とショックを受けた演劇作家の岡田さん。その気持ちを演劇でもっと考えてみようと、人間以外の存在、モノを活躍させることが得意な美術作家の金氏さんと組んで「消しゴム」シリーズをはじめました。〈消しゴム〉という言葉にはどのような意味がこめられているのでしょうか?

#演劇 #美術 #東日本大震災 #アニー #ぬいぐるみ #今繋がってることの体験

【2つのQとは?】
ある作品を感じたり解釈したりするためのウォーミングアップ動画です。
 - Question:クエスチョン 作品を感じ考えること
 - Quest:クエスト 考えたことを行動に移すこと
この「2つのQ」を持ってお楽しみください!

公開中

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作品の基本情報

上映時間
12分
料金
無料
ジャンル
ラーニング・解説 演劇
シリーズ
2つのQ

本作品のアクセシビリティ

  • 音声ガイド
    非対応
  • 手話
    対応
  • バリアフリー字幕
    非対応
  • 字幕
    対応
  • 多言語対応
    非対応
  • 吹き替え
    非対応
  • 作家オリジナルのバリアフリー
    非対応
  • ノンバーバル
    非対応

作品紹介

消しゴム山

ヒトとモノがかぎりなくフラットな関係性で存在する世界を演劇によって生み出すことはできるのか?
本作をめぐる岡田利規と金氏徹平のテーマ設定は、演劇はもとよりアートや小説から音楽や映画にいたるまで、あらゆる芸術を基礎づけてきた「いかにして人間を描くか」という考え方への根源的な問い直しでもある。
ヒト、モノ、時間、空間、言語など、劇空間を構成するあらゆる要素を再構成する劇場版の「消しゴム山」と、ライブパフォーマンスと「映像演劇」が一体化した美術館版の「消しゴム森」、ここでは前者の奇妙でユーモラスだが、幾多の発見がつまった公演模様をおおくりする。

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消しゴム森

人間のスケールを脱する演劇、美術館へ
美術家・金氏徹平が作る”彫刻”空間、ライブパフォーマンス、 「映像演劇」が一体となり挑む進化形。

人とモノが限りなくフラットな関係性で存在する世界を演劇によって生み出すことはできるのか?一つの作品コンセプトを二つの異なる空間に展開した、劇場版『消しゴム山』と美術館版『消しゴム森』。

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プロフィール

岡田利規

1973年横浜生まれ、熊本在住。演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰。活動は従来の演劇の概念を覆すとみなされ国内外で注目される。『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞受賞。小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』で第2回大江健三郎賞受賞。16年よりミュンヘン・カンマーシュピーレのレパートリー作品演出を4シーズンにわたって務め、20年『The Vacuum Cleaner』がドイツの演劇祭Theatertreffenの“注目すべき10作品”に選出。『プラータナー:憑依のポートレート』で第27回読売演劇大賞 選考委員特別賞受賞。20年戯曲集『未練の幽霊と怪物 挫波/敦賀』で第72回読売文学賞 戯曲・シナリオ賞受賞。
https://chelfitsch.net/en/profile/


金氏徹平

2001年京都市立芸術大学在籍中、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(ロンドン)に交換留学。2003年京都市立芸術大学大学院彫刻専攻修了。現在、同大学彫刻専攻准教授。日常の事物を収集し、コラージュ的手法を用いて作品を制作。彫刻、絵画、映像、写真など表現形態は多岐にわたり、一貫して物質とイメージの関係を顕在化する造形システムの考案を探求。国内外での展覧会のほか、舞台美術や装丁も多数。

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