障害のある人と考える 舞台芸術表現と鑑賞のための講座 2024
入門編オンライン講座(全4回)

ABOUT

障害と社会にまつわる基礎的な知識から、舞台芸術分野と福祉分野の協働事例、地域での共生社会実現を目指す取り組み事例を知り、これからの舞台芸術の創作・発表・鑑賞に必要な考え方を学びます。

イベントについて

開催概要

第1回「合理的配慮ってどんなもの? 舞台芸術をひらくための考え方」

2024年8月27日(火) 19:30〜21:30

講師:飯野由里子(東京大学大学院 教育学研究科附属 バリアフリー教育開発研究センター 特任教授)
進行:兵藤茉衣(株式会社precog)

予約:https://think-together240827.peatix.com/

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第2回「芸術文化の価値とは?アートとケアの可能性を考える」

2024年10月8日 (火) 19:30〜21:30

講師:
中村美亜(九州大学大学院 芸術工学研究院 教授)
アサダワタル(文化活動家)

進行:篠田栞(株式会社precog)

予約:https://think-together241008.peatix.com/

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第3回「芸術で何ができる?福祉施設の実践」

2024年10月22日(火) 19:30〜21:30

登壇:
久保田翠(認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ 理事長)
樋口龍二(NPO法人まる代表理事)
山口光(認定特定非営利活動法人ポパイ事務局・パフォーミングアーツ担当)

進行:長津結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)

予約:https://think-together1022.peatix.com

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第4回「劇場に来てもらうには?地域とつながる実践」

2024年11月5日(火) 19:30〜21:30

登壇:
恵志美奈子(世田谷パブリックシアター劇場部学芸チーフ)
吉川剛史(穂の国とよはし芸術劇場PLAT 事業制作部)
田澤瑞季(株式会社precog /まるっとみんなで映画祭 事務局)

進行:兵藤茉衣(株式会社precog)

予約:https://think-together1105.peatix.com/

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全講座共通

会場:オンライン(Zoom)

アクセシビリティ: 手話通訳・UDトークによる文字支援
*ご参加についてご不安がある方はお気軽にお問い合わせください

参加費:
通し受講券 1,500円 (オンライン講座4回、上映会(神戸)参加)
オンライン講座 1回券 500円


お申し込み方法

チケットはpeatixよりご購入ください。
(各回の1回券は概要欄のリンクから、通し受講券はこちらのボタンから)
*チケット販売「peatix」のサイトへ移動します

お願い・注意事項

オンライン開催における注意事項

  • 推奨デバイス:パソコン、スマートフォン、タブレット
  • 画像や音声のクオリティは参加者ご自身のネット環境に依存します
  • 接続に係る通信料は参加者ご自身の負担となります

 

キャンセルについて

お申し込み後の受講キャンセル、ならびにお支払いいただいた受講料の返金はいたしかねますので、予めご了承ください。

 

アーカイブ配信について

オンライン講座第2〜4回はアーカイブ動画を配信予定です。第1回についてはアーカイブ動画の配信は行いませんので、予めご了承ください。

講師プロフィール

8月27日(火)  第1回「合理的配慮ってどんなもの? 舞台芸術をひらくための考え方」

飯野由里子

東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター特任教授

専門はジェンダー、セクシュアリティ、ディスアビリティ理論。 ジェンダーと多様性をつなぐフェミニズム自主ゼミナール(ふぇみ・ゼミ)運営委員。OTD(組織変革のためのダイバーシティ)普及協会運営委員。


10月8日 (火)  第2回「芸術文化の価値とは?アートとケアの可能性を考える」

中村美亜

九州大学大学院 芸術工学研究院 教授

専門は文化政策・アートマネジメント研究。近年は芸術文化の価値と評価、社会包摂、認知症の人との共創的アートに関する実践的研究を行っている。訳書に『芸術文化の価値とは何か』(水曜社、2022年)、編著に『文化事業の評価ハンドブック』(水曜社、2021年)、単著に『音楽をひらく』(水声社、2013年)など。

アサダワタル

撮影:平林克己 提供:まえとあと

 

文化活動家

アーティスト、文筆家、近畿大学文芸学部専任講師、本と音楽の店<とか>オーナー。地域、ケア現場、復興団地等に文化的な方法で関わり、そこに居る人たちと場づくりを行う。これらの経験から得た視点や閃きを本や音楽を通じて発表。博士(学術)。著書『住み開き』(筑摩書房)『想起の音楽』(水曜社)、CD『福島ソングスケイプ』でグッドデザイン賞受賞他。

篠田栞

株式会社precog

京都大学文学部美学美術史学専攻卒業。広告代理店、デザインコンサルティングにて、新規事業、企業ブランディングに携わり、独立。フリーランスで編集ライター、ファシリテーション等を行う。THEATRE for ALL立ち上げ時、コミュニケーションチーム統括として、WEBサービスの設計やコミュニティデザインの領域からprecog事業に参画。アジアの伝統芸能の身体に興味を持ち国内外でパフォーマンスやレクチャーを行う他、東洋伝統医学を学び、薬膳の活動も行う。


10月22日(火)  第3回「芸術で何ができる?福祉施設の実践」

久保田翠

認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ 理事長

東京芸術大学大学院美術研究科修了。長男の出産をきっかけに2000年クリエイティブサポートレッツ設立。2010年障害福祉事業所アルス・ノヴァ開所。2018年たけし文化センター連尺町建設。2022年ちまた公民館開設。2017年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。2022年度静岡県文化奨励賞受賞。

樋口龍二

NPO法人まる 代表理事

1974年生まれ。1998年、染色会社在職中に「工房まる」と出会い、表現力に魅了され即転職。2007年に法人設立と同時に代表理事就任。表現作品などを社会にアウトプットする企画運営や、サポートする人材育成としてセミナーやワークショップ等を九州/福岡を中心に各地で開催している。2014年に「福岡県文化賞(社会部門)」を受賞。

山口光

認定特定非営利活動法人ポパイ事務局・パフォーミングアーツ担当

認定特定非営利活動法人ポパイ事務局・パフォーミングアーツ担当、歌手、パフォーマー。障がいのある人とのパフォーマンスやそのサポート、他団体や地域と連携したアートプロジェクトのオーガナイズを行なっている。ポパイの外では、ちいさなひとたちに音楽を届ける音楽ユニットクジララのうた担当をはじめバンドのボーカルを務め、ミュージシャン、ダンサーなど様々なアーティストとの共演多数。

長津結一郎

九州大学大学院芸術工学研究院准教授

多様な関係性が生まれる芸術の場に伴走/伴奏する研究者。専門はアーツ・マネジメント、文化政策。障害のある人などの多様な背景を持つ人々の表現活動に着目した研究を行なっているほか、ワークショップに関する教育、演劇・ダンスのマネジメントやプロデュースにも関わる。著書に『舞台の上の障害者:境界から生まれる表現』(九州大学出版会、2018年)


11月5日(火) 第4回「劇場に来てもらうには?地域とつながる実践」

恵志美奈子

世田谷パブリックシアター劇場部学芸チーフ

東南アジアとの国際共同制作プログラムや人材育成プログラム等を担当後、世田谷パブリックシアターの市民参画演劇プロジェクト“地域の物語”を担当。2021年度からは世田谷区下馬地区の福祉法人や町内会等と連携し、地元コミュニティの多様性や他者を知ることを目的にしたアートフェスティバル“極楽フェス”を都営下馬アパートで開始。

吉川剛史

穂の国とよはし芸術劇場PLAT 事業制作部

社会人を経て、座・高円寺「劇場創造アカデミー」に入学。社会と演劇、地域と劇場の関係性を考え制作や劇場運営について学び、2013年より、愛知県豊橋市の公共劇場「穂の国とよはし芸術劇場 PLAT」で勤務。「大道芸inとよはし」「ワークショップファシリテーター養成講座」「プラットが学校へ。」「市民と創造する演劇」「舞台手話通訳付き公演『楽屋』」「視覚・聴覚に障がいのある方対象のPLAT劇場ツアー」などを担当。

田澤瑞季

株式会社precog /まるっとみんなで映画祭事務局

日本女子体育大学舞踊学専攻を卒業後、助手として勤務(2018〜2021年)。2021年4月にprecogに入社し、まるっとみんなで映画祭、TRANSLATION for ALL2023、EPAD×THATRE for ALLなど多様な観客を想定したインクルーシブな場づくりをする事業を担当。

兵藤茉衣

株式会社precog

2011年〜2014年NPO法人DRIFTERS INTERNATIONALにて、スクール事業やフェスティバル事業の事務局を担当。2015年からprecogに入社し、チェルフィッチュ/岡田利規のマネジメントや、アドミニストレーションを担当。2019年日本財団主催「True Colors Festival – 超ダイバーシティ芸術祭 – 」の事務局運営統括を経て、THEATRE for ALLの立ち上げにて企画・運営統括を担当。2021年より厚労省障害者芸術文化活動普及支援事業 全国連携事務局(舞台芸術分野)を担当。

障害のある人と考える舞台芸術表現と鑑賞のための講座 2024

「ダイバーシティ」や「インクルージョン」、「合理的配慮」などの言葉が溢れる時代。
その言葉の先にあることを想像し、対話をしながら、今どのような事業を立案できるのかを共に考えてみませんか?

本講座は劇場・文化施設のスタッフ、制作者やアーティストなど、障害の有無に関わらず舞台芸術に携わる全ての人たちと共に学び、舞台芸術の拡げ方を考える講座です。
障害のある人との創作現場で大切な視点を学ぶ入門編と、芸術と福祉を通じた地域社会のあり方について学び企画制作する企画実践編の2部門で受講生を募集します。

これからの未来へつづく舞台芸術の現場を共にひらいていくきっかけとなれば願います。

▶︎特設サイト

クレジット

文化庁 令和6年度「障害者等による文化芸術活動推進事業」

主催:文化庁、一般社団法人DRIFTERS INTERNATIONAL
共催:神戸文化ホール(指定管理者:公益財団法人 神戸市民文化振興財団)
企画:一般社団法人DRIFTERS INTERNATIONAL
制作運営:株式会社precog
広報:THEATRE for ALL

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