太陽の塔

関根光才

ABOUT

大阪万博開催から約半世紀が経った今もなお、大阪のシンボルであり、人々を魅了し続ける岡本太郎の太陽の塔。その太陽の塔についての、“最初で最後の”ドキュメンタリー映画。太陽の塔とは、いったい何か?

1970年、高度経済成長に沸く日本で、「人類の進歩と調和」というテーマで開かれた大阪万博。そこでひときわ異彩を放っていたのが、前衛芸術家・岡本太郎が制作した太陽の塔である。太陽の塔が今なお人々を魅了しているのはなぜなのか。なぜ、太陽の塔だけがのこったのか。その謎に迫っていく。
取材対象は、万博当時太陽の塔の制作に関わった関係者はもちろんのこと、岡本太郎の専門家、さまざまな分野の学者・批評家をはじめ、現代アーティストや表現者たちと多岐にわたる計29名で、取材は、北海道、東北、沖縄からチベットまで及ぶ。取材対象へのインタビューを中心に構成されるが、岡本太郎のルーツ、そして同時期に制作された“明日の神話”のテーマを探ることで、太陽の塔からのメッセージを浮き彫りにしていく。岡本太郎は、太陽の塔を通じて、今なお人類を挑発し続けているー。

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作品の基本情報

上映時間
112分
言語
日本語
料金
〈レンタル〉 1,000円(税込) 視聴期間: 168時間 / 7日間 この作品はレンタル(PPV)でご視聴いただけます。*Vimeoの仕様上、お客様の閲覧環境によって金額が米ドル表示になる可能性もございます。
ジャンル
映画 ドキュメンタリー アート

本作品のアクセシビリティ

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アーティストプロフィール

関根光才

映像作家・映画監督。クロスカルチュラルなストリーテリングと思索的なビジュアルスタイルで、長編映画や短編映画、CM、ミュージックビデオ、アートインスタレーション作品など多岐に渡るジャンルの映像作品を監督・制作している。

造形アーティストの両親のもと、東京で生まれる。上智大学哲学科在籍時、アメリカでの短い留学中に写真に興味を持ち、映像制作を志す。卒業後、2000年から広告映像制作会社にプロダクションアシスタントとして勤務。
2005年に初監督の短編映画『RIGHT PLACE』を発表し、ニューヨーク短編映画祭の最優秀外国映画賞などを受賞。翌年、英レインダンス映画祭のために監督したトレイラー作品と共に、カンヌ広告祭のヤング・ディレクターズ・アワードにてグランプリを含め3部門で最高賞を受賞し、英誌SHOTSの発表する新人監督ランキング世界1位となる。
2008年に独立後、国内外で多くの短編映画、CM、ミュージックビデオを監督し国際的な認知度を高めると、世界数都市に拠点を持つ映像制作会社Stinkに参加。2014年に手掛けたHONDA『Ayrton Senna 1989』はカンヌ広告祭チタニウム部門グランプリなど、同年度世界で最も多くの賞を受賞した広告映像作品となった。
2018年、初めて長編劇場映画の監督・脚本を担った『生きてるだけで、愛。』(原作:本谷有希子)が公開。過眠症の女性が経験する葛藤を描いた本作では、新人映画監督に贈られる新藤兼人賞・銀賞、フランス、キノタヨ映画祭・審査員賞などを受賞。本作『太陽の塔』も公開された。
現在は長編映画を含めた様々な映像の演出を手がけながら、社会的アート制作集団「NOddIN(ノディン)」でも創作を続けており、原発問題や反戦、難民問題などをテーマにした作品を公開している。映像制作会社NION(ナイオン)共同設立者。

クレジット

監督:関根光才
撮影:上野千蔵
照明:西田まさちお
録音:清水天務仁
編集:本田吉孝
本編集:木村仁
音響効果:笠松広司
音楽:JEMAPUR

製作:映画『太陽の塔』製作委員会(パルコ、スプーン、岡本太郎記念現代芸術振興財団、NHKエデュケーショナル)
企画:パルコ
制作:スプーン

助成:文化庁文化芸術振興補助金 独立行政法人日本芸術文化振興会 (映画創造活動支援事業)

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