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君がいる、いた、そんな時。

迫田公介

ABOUT

人は、不器用で弱い一面がある。でも、大切な誰かを想って守ろうと行動するとき、人は必死になれる強い一面がある。たとえ、その方法が間違っていても。だからやり遂げたとき、心があたたかくなる。誰かと気持ちを共有できたら。本作は、不器用な3人が織りなすハートウォーミングな物語。

日本人とフィリピン人とのハーフで、クラスでは“外人”といじられている小学6年生の男の子、岸本正哉(きしもとまさや)。空回りして周囲から浮いているが、いつも笑顔で自分の居場所を求めている同じクラスの男の子、香山涼太(かやまりょうた)。彼らに、明るく接してくれる図書室の新任司書の女性、山崎祥子(やまざきしょうこ)。だが彼女には、誰にも話していない秘密がある。。そんな彼女を励ますために2人は突拍子もないことを実行する。大切な彼女のために、「いつもありがとう」という想いを伝えるために。

公開中

作品の基本情報

上映時間
85分
言語
日本語 一部フィリピン語
料金
〈レンタル〉 1,300円(税込) 視聴期間: 240時間 / 10日間
〈定額制・月会員〉 1,800円(税込) / 月
〈定額制・年会員〉 30,000円(税込) / 年 ※その他にも特典あり
ジャンル
映画
シリーズ
まるっとみんなで映画祭

本作品のアクセシビリティ

  • 音声ガイド
    対応
  • 手話
    非対応
  • バリアフリー字幕
    対応
  • 字幕
    非対応
  • 多言語対応
    対応
  • 吹き替え
    非対応
  • 作家オリジナルのバリアフリー
    非対応
  • ノンバーバル
    非対応

POINT!

コロナ禍による初めての緊急事態宣言が解除されたばかりの2020年6月に封切られ、ひっそりと始まった劇場公開。そんな映画が2年以上も全国各地での劇場公開が続いた。観た方々から「今観てよかった。」との声が上がっていった。それはこの映画の「困難な状況はすぐには解決しない。けれどそれよりも大切な人、大切なことのために行動する姿は美しい」というストーリーにリンクされたのかもしれない。全編、監督の出身地である広島県呉市で撮影された、学校のはじっこで起こった小さな物語。けれど切実さに満ちた物語。

「まるっとみんなで映画祭」出品作品

アーティスト プロフィール

迫田公介

 

広島県呉市に生まれる。 2004年ニューシネマワークショップ在学中に短編映画『この窓、むこうがわ』を監督する。 繊細な心の揺れを表情に引き出す演出と独特の映像感覚が評価され、続いて制作された『の、なかに』(05)と共に国内外の映画祭に入選、招待上映される。長編映画準備中に鬱病となる。3年間療養、入退院を経て、映画『父の愛人』にて復帰。3ヵ国12の映画祭にて招待上映を受け、またインド、アメリカの映画祭で賞を受ける。同作品は、中編映画ながらも劇場公開され、話題を呼んだ。 2014年より広島県呉市在住。本作が長編初作品となる。

アーティスト・制作者 からのメッセージ

生きるのが下手で不器用な監督だと、ある映画監督に言われたことがある。信じる力が人一倍あって、それなのに信じない心も人一倍ある。同時に存在していて、だからとても危うくて、そしてそれが君の作家性だと。映画を撮りました。ハーフの男の子、みんなに馬鹿にされてる男の子、そしてそんなふたりの男の子たちに慕われる図書室司書の祥子。 生きるのが下手で不器用な3人。そんな3人を僕が描きました。生きるのが下手で不器用な僕が。ふたりの男の子は、うそをついていました。そして秘密を抱えた祥子。ふたりの男の子は、世界中にうそをつきました。秘密を抱えた祥子を救う為に。 生きるのが下手で不器用。実はどんなひとにもそんな面があって、もしかすると苦しくなったりしんどくなったりしているのかもしれない。僕は伝えたい。そして分かり合いたい。この映画を観てくれる人々と。「世界中にうそをつく。大切な人の為に」もしかすると間違っているかも知れないこと。だけど救いになると信じること。 3人のその孤独が、その小さかった力が合わさり、温かくひとつになり得たように、この映画を観てくださる方々の、その心の中にある切実さに、少しでも合わさりますように。 願い、祈りを込めた映画。是非ご覧いただけたら幸いです。

クレジット

出演:マサマヨール忠、坂本いろは、小島藤子

   おだしずえ、末武太、アイリン・サノ、沖原一生、山本正大、吉元宏介、

   渡邊海瑠、下村拓巳、山本偉地位、小川恭未子、藩飛礼・竜児 

   阪田マサノブ、横山雄二

監督・脚本・プロデューサー:迫田公介

音楽:ウサギバニーボーイ+kneeeeee+オカダノリコ

主題歌「予感」

挿入歌「1000の真理」

エグゼクティブプロデューサー:阪井善和、田川耕治、田中敏也、土居由人

ラインプロデューサー:植田中

アソシエイトプロデューサー:露木栄司

撮影:小山田勝治

美術:安藤秀敏(Pickpic)

録音:松野泉、平川鼓湖

ヘアメイク:NORI、金原萌香、福島瑞栄

照明応援:太刀掛進

編集:迫田公介

キャスティング:渋谷寿

助監督:森山茂雄

制作担当:齊藤光司

バリアフリー字幕、音声ガイド制作:CINEMA Chupki TABATA

製作・配給:とび級プログラム ©とび級プログラム 2019年 / 日本 / カラー / 85分 / 16:9

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