2024/04/08
【2024年ゴールデンウィークまでの限定配信】障害のある人と共につくる、舞台芸術の現場を考える。オンデマンド講座をご紹介
令和6年4月1日に「改正障害者差別解消法」が施行され、企業や店舗などの事業者による障害のある人への「合理的配慮の提供」が義務化されました。“sustanable accomodation”、「互いに可能な範囲の調整」を指すこの言葉は、まだまだ日本の中で実感を持って用い、行動にうつされるほど普及しているとは言い難い状況です。
文化庁委託事業「令和5年度障害者等による文化芸術活動推進事業」として、一般社団法人DRIFTERS INTERNATIONALが主催する、「障害のある人と考える 舞台芸術表現と鑑賞のための講座」は、2023年9月より約半年間の中で、オンライン講座、上映会、受講生による企画実践、ロームシアター京都での企画発表会を通じて、企画・制作者、アーティストが集い、社会に対してバリアがある、障害のある人たちとの創作環境や企画について考えてきました。
その入門編としてオンライン開催された講座がオンデマンドの学びのコンテンツとして公開されています。
こんなことが学べる
- 第1回「芸術文化の価値とは何か」
中村美亜(九州大学大学院芸術工学研究院・教授) - 第2回「舞台芸術系ワークショップの福祉施設での実践」
鈴木励滋(生活介護事業所「カプカプ」所長/演劇ライター)、白神ももこ(振付家/演出家/ダンサー) - 第3回「合理的配慮から考える障害の社会モデル」
飯野由里子(東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター特任准教授)、石田智哉(映画監督)、関場理生(俳優/劇作家/ダイアログ・イン・ザ・ダーク アテンド)、南雲麻衣(パフォーマー/アーティスト)、林建太(視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ) - 第4回 座談会「障害当事者の視点からいまの創造環境についてきく」
- 第5回「舞台芸術における音声ガイドについて」
鯨エマ(演劇家/NPO法人シニア演劇ネットワーク理事長/舞台ナビLAMP代表/だれでもアーティストわくわく代表)
※本講座は 2023年9月〜11月に実施された内容のアーカイブ映像です。
全5本の配信コンテンツは、これから福祉とアートの現場で活動したい方たちにぜひご覧いただきたいテーマが設定されており、それぞれの専門家が講師として、わかりやすくレクチャーしています。手話通訳、日本語字幕付。ゴールデンウィークまでの配信ですので、どうぞお見逃しなく!
「令和5年度障害者等による文化芸術活動推進事業」についてはこちらをご覧ください。