投稿日:2022/10/20
1. キックオフ!まるっとみんなの調査団 in 軽井沢!
9月18日、まるっとみんなの調査団のキックオフミーティングが行われました!
まるっとみんなの調査団は、2023年、軽井沢を中心とした長野県東信地域にインクルーシブな映画祭を作るべく立ち上がった運営チームです。
▶︎【まるっとみんなの調査団】インクルーシブな映画祭を作ろう!調査団メンバー大募集!! | THEATRE for ALL
2022年の映画祭は、障がい・年齢・性・国籍などさまざまな背景に関わらず作品を楽しめるよう工夫をしながら、すでに7月からオンラインでの映画祭をが始まり、11月には栃木県那須市で行われるオンサイトの映画祭で、クライマックスを迎えます。
▶︎まるっとみんなで映画祭2022 | THEATRE for ALL
軽井沢でのキックオフミーティングは、まずチームメンバーを知るアイスブレイクから開始。「自分にとってのバリア」をテーマに、3人一組で対話していきます。
これから半年間を調査団として共にするのは、10代~70代まで、11名の意欲にあふれたメンバーたち。
軽井沢町内はもちろん、御代田町、小諸市、上田市、安曇野市、神奈川県など県内外から、自身でアート活動をしたり、イベントを主催した経験をもつ人、教育現場や国際交流の現場で仕事をしてきた人、高校生に大学生など、さまざまな属性を持つ人たちが集っています。
アイスブレイクでは、メンバーそれぞれが、今回の参加のきっかけとなる体験を共有してくれました。
■子育てをするようになってから劇場が遠のいてしまったことにバリアを感じ、親子で感受性を育む場所をつくりたい。
■ 自身の入院経験と、退院後の周りのサポートや工夫のありがたみに触れ、今度は自分が誰かのために工夫をしてバリアを乗り越えたい。
■大学で演劇活動をしていて、地域でのアート活動にもっと参加してみたいと思いました。
■ 外国で暮らした経験から、外国人がより地域のイベントに参加できたり、暮らしやすい社会はどんなものか考えることが増えました。文化や言語を越えて一緒に楽しめる場を作ってみたいです。
具体的な経験や多様な視点をもって参加してくれているメンバーたち。頼もしいです!
2. インクルーシブとは?そのためにアートができることとは?
アイスブレイクの後、実行委員会の代表・中村より、インクルーシブとはそもそも何か、「まるっとみんなで映画祭」のこれまでの取り組みなどについて、60分強(!)のレクチャーがありました。
3. 今後の予定とアイディア
調査団は、これから3か月ほどをかけて、地域の中でインクルーシブをテーマに活動している団体・人物にヒアリングリサーチをしていきます。
今後の予定
- 10月はじめ キックオフミーティングに参加できなかった方のためのフォローアップ会議
10月~12月 ヒアリング調査開始(毎月1~2回)
毎回 調査1週間前をめどに、各自で調査票&インタビュー準備
1月 アイディア会議
2月 報告会
チームメンバーからも、ぜひ会って話を聞いてみたい団体を募りました。3か月では足りないよ…!と思えるほど、たくさんのアイディアが寄せられました。
最後に、自分が映画祭を作るならどんな映画祭にしたいかを共有しました。今から楽しみになるアイディアがたくさん!
参加者の感想
- 色んな人たちが集まって、意外なつながりを持っている。すごく面白いチームになりそう。わくわくする!
- インクルーシブって何だろうと思っていたが、具体的な例の説明を受けたり、実際の映画を見たりして、よく分かった。
- アクセシビリティが世界に大きく遅れをとっていることを知りました。アートへのアクセシビリティについて、自分の認識も理解ももっと深めていきたいと思います。
- 「アートを通じて、生きづらさが少しでも減って欲しい」という言葉が強く印象に残り、共感しました。また、味噌屋のイメージがとても素敵で、アートがまちづくりとつながることを改めて実感しました。
次回からいよいよ調査がスタートします。報告もお楽しみに。