【2つのQ】近藤剛「描きたい、が止まらない」
出演:近藤剛、櫛野展正
ABOUT
発達障害を抱える古久保憲満さんが作り続ける作品は、アールブリュットの世界で評価されています。けれど評価がなければ、ただ絵を描くのが好きな人だと思われていただけかもしれない、と近藤監督は語ります。また、古久保さんの働いた給料で自立を考えることは難しく、一方で絵を描いて生活費を稼げると良いか?と尋ねると、売るために描いてしまうからダメだといいます。アールブリュットのアーティストたちが活躍するには、社会にどんな変化が必要なのでしょうか?
#アールブリュット #アウトサイダーアート #美術教育 #ドキュメンタリー #障害とアート
【2つのQとは?】
ある作品を感じたり解釈したりするためのウォーミングアップ動画です。
- Question:クエスチョン 作品を感じ考えること
- Quest:クエスト 考えたことを行動に移すこと
この「2つのQ」を持ってお楽しみください!
作品の基本情報
- 上映時間
- 14分
- 料金
- 無料
- ジャンル
- 映画 ラーニング・解説
- シリーズ
- 2つのQ
本作品のアクセシビリティ
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音声ガイド
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手話
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バリアフリー字幕
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字幕
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多言語対応
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吹き替え
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作家オリジナルのバリアフリー
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ノンバーバル
作品紹介
描きたい、が止まらない
フランス語でアール・ブリュットとは、「生の芸術」。その分野で世界的な評価を受ける滋賀県在住の古久保憲満(のりみつ)は自閉症。3歳の頃から絵を描くときだけは気持ちが落ち着いた。世界の街をモチーフに、絵の中にオリジナルの街を創りあげていく。
23歳になった憲満が今、いちばん気になっているのは“自立”。親がいなくなったあと、独りで生きていけるのかと不安を抱く。北朝鮮や刑務所、軍隊に興味をもつ一風変わった青年が、自分の現実に直面していく、ちょっとおかしな日々。映画を見たら、あなたもきっと憲満を好きになるはず・・・
▶︎「描きたい、が止まらない」視聴ページはこちら
プロフィール
近藤剛(こんどう たけし)
映像ディレクター/映画監督。1973年生まれ 愛知出身。映像技術会社を経て、現在、番組制作会社パオネットワーク所属。ディレクターとして主にテレビのドキュメンタリー番組を制作。テーマは東日本大震災、薬物依存症、コロナ禍の病院や小学校など、多岐にわたる。世界的に評価が高い絵を描く自閉症の古久保憲満さんが自立に挑む姿を追ったドキュメンタリー映画「描きたい、が止まらない」で監督を務め、2019年に全国15館で劇場公開した。
櫛野展正(くしの のぶまさ)
アーツカウンシルしずおかチーフプログラム・ディレクター、クシノテラス主宰。
2000年より知的障害者福祉施設で働きながら、2012年より広島県福山市鞆の浦にある「鞆の津ミュージアム」でキュレーターを担当。2016年4月からは、アウトサイダー・アート専門スペース「クシノテラス」オープンのため独立。表現せずにはいられない人たちに焦点を当て、全国各地で取材を続けながら執筆や展覧会の企画などを行う。著書に『アウトサイド・ジャパン 日本のアウトサイダー・アート』(イースト・プレス)、『アウトサイドで生きている』(タバブックス)など。
クレジット
ナレーター:青柳いづみ、古里若菜
手話翻訳:佐沢静枝
手話監修:野崎誠、NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)
アートディレクター・デザイナー:いす たえこ
イラストレーター:渡辺 明日香
モーションロゴ:宮本拓馬
モーションロゴサウンド:蓮沼執太
企画・制作 株式会社precog/THEATRE for ALLラーニングチーム
統括プロデューサー:中村 茜(株式会社precog)
ラーニングプログラムマネジメント:栗田 結夏(株式会社precog)、星 茉里
動画ディレクション:いしいこうた(HOEDOWN)
動画制作:髙橋 真、古里若菜(HOEDOWN)