「マラー/サド(マルキ・ド・サドの演出のもとにシャラントン精神病院患者によって演じられたジャン=ポール・マラーの迫害と暗殺)」
アルテ・エ・サルーテ
ABOUT
エミリア・ロマーニャ州立ボローニャ地域保健連合機構精神保健局の患者たちによるプロフェッショナルな劇団であるアルテ・エ・サルーテ非営利協会がエミリア・ロマーニャ演劇財団、アレーナ・デル・ソーレ劇場と協同で制作した舞台作品です。ペーター・ヴァイスによる原作は、1964年に初演され、1967年にはピーター・ブルックにより映画化されました。フランスのシャラントン精神病院に収監されているマルキ・ド・サド侯爵が、患者たちを使い、フランス革命指導者であり、後にシャルロット・コルデーにより浴槽で刺殺されるジャン=ポール・マラーのドラマを描くという設定の劇中劇です。実際に精神障害や社会からの疎外を経験した俳優達が、芸術的な感性と巧みな演技力で、革命、そして、人間としての自由を表現しています。
作品の基本情報
- 上映時間
- 71分
- 言語
- イタリア語上映
- 料金
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〈定額制・月会員〉 1,800円(税込) / 月〈定額制・年会員〉 30,000円(税込) / 年 ※その他にも特典ありこの作品は有料会員限定でお楽しみいただけます。
- 配信期限
- 配信終了の予定はありません。
- ジャンル
- 演劇
本作品のアクセシビリティ
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音声ガイド
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手話
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バリアフリー字幕
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字幕
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多言語対応
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吹き替え
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作家オリジナルのバリアフリー
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ノンバーバル
本作品のアクセシビリティについて
日本語/英語/イタリア語/中国語/タガログ語/ビルマ語/ベンガル語、合計7種類の言語に加えてバリアフリー字幕+演劇手話通訳版も合わせた計8種類の動画をご用意しています。
POINT!
演劇に日本人出演者も参加しています。招聘公演の予定地だった東京・浜松・名古屋・大阪・仙台の精神障害者当事者および、精神保健領域で従事する医療職および福祉職たちです。日本人参加者の参加までのエピソードとその心理的背景をみなさんと共有する機会を持っていくことで、日本における精神保健の普及啓発につなげていきたいと考えています。いつか視聴してくださったみなさんとそのような機会が持てることを楽しみにしています。
アーティスト・制作者からのメッセージ
日本での精神保健・医療福祉の施策が進められるなかで、精神科病院での社会的入院や、地域での差別や偏見など、当事者の望む支援や生活が十分に与えられているとは言い難い現状があります。一方イタリアでは、1978年の精神保健法(バザーリア法)により精神科医療の制度を改革し、精神科病院の廃止や、患者の自由意思による治療といった、先行的な取り組みが行われています。そのなかで生まれた地域活動の一つが今回ご紹介する演劇活動です。アートを通しメンタルヘルスを考えるきっかけになれば幸いです。
アーティストプロフィール
アルテ・エ・サルーテ
アルテ・エ・サルーテ非営利協会が主催する養成コースへは、エミリア・ロマーニャ州立地域保健機構ボローニャ精神保健局の患者80名以上が通っており、そのうち41名(散文劇団へ17名、児童向け劇団へ6名、サイコラジオ放送へ12名、人形劇団へ6名)が継続的に参加・活動をしてます。
アルテ・エ・サルーテ非営利協会は、創立以来48以上の演劇作品を制作、または、共同制作しており、その内訳は、散文劇団25作品、児童向け劇団12作品、人形劇団11作品となります。(2013年現在)
ここ10年、これらの3つの劇団の活動として、400回以上の公演を実施、観客数は、7万人以上にのぼります。
クレジット
主催/
文化庁
特定非営利活動法人東京ソテリア
文化庁委託事業「令和3年度障害者等による文化芸術活動推進事業(文化芸術による共生社会の推進を含む)」
エミリア・ロマーニャ州立ボローニャ地域保健連合機構精神保健局
エミリア・ロマーニャ演劇財団アルテ・エ・サルーテONLUS
後援/
公益社団法人全国精神保健福祉会連合会、認定特定非営利活動法人地域精神保健福祉機構、特定非営利活動法人全国精神障害者地域生活支援協議会、外務省、独立行政法人国際交流基金、朝日新聞社、公益財団法人日伊協会
協力/株式会社マザーズ、株式会社シロシベ
認証/beyond2020プログラム
助成/2020年度公益財団法人森村豊明会助成金
出演/
東京
たかちゃん
かなぶん
Kiyoe Kubota
まっちゃん
葉子さん
うえちゃん
演出:かなぶん、『マラー/サド』東京チーム
歌唱指導:野元 由紀子
撮影場所提供:村上医院
撮影:株式会社 伝元
カメラマン:青木 峻
音響:Takuya Fujiki
映像編集:Takuya Fujiki
浜松
じゅりえっと♡
まつこ
まりりん
すずや
なおちゃん
アーキ
エキストラ出演:かれん
サポーター:かおりん
実行委員:望永 和美
名古屋
俳優:山崎 裕
出演:今畠 美保
演出家:加藤 智宏
映像作家:田中 博之
撮影アシスタント:佐藤 良祐
撮影場所:栄能楽堂
小道具作成:コミュニティカフェかかぽの皆さん
支援者:近藤 克明
支援者:中山 ちはる
大阪
有我 譲慶
小西 文明
chico
杉原 稲美
蓑島 豪智
百々 昭人
八山 隆志
景井 由佳子
演技指導:中川 義文(兵庫県立ピッコロ劇団)
歌唱指導:山中 みつる(加古川シティオペラ)
撮影会場・稽古場所提供:ひとつぶの種
日本語翻訳:横田 さやか
イタリア語字幕:横田 さやか
タガログ語翻訳:ヘクターアトム・ポサダス
タガログ語翻訳協力:ジオ・ポテス グエラン・ルアルカ
英語翻訳:安田 ビクトリア
中国語翻訳:孫 晶
ビルマ語(ミャンマー語)翻訳(မြန်မာဘာသာပြန်):Tin Ko Myo
ベンガル語翻訳:山本
撮影
東京 株式会社 伝元
浜松・仙台 知久 陽太(ウタオー芸能事務所)/安田 直樹
名古屋・大阪 田中 博之/佐藤 良祐
制作
特定非営利活動法人 東京ソテリア
代表理事 野口 博文
事務局
栗原 和美
塚本 さやか
長谷川 志帆
松本 直之
イヴォンヌ・ドネガーニ(エミリア・ロマーニャ州地域保健連合機構ボロー ニャ精神保健‐依存症局前局長、精神科医)
ナンニ・ガレッラ(アルテ・エ・サルーテ監督)