【11/6(日)】『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』特別上映会

ABOUT

全盲の美術鑑賞者・白鳥建二さんのドキュメンタリー映画の長編作品がついに完成。劇場公開に先駆けて、最新作の特別上映が実現します。
監督や出演者のアフタートークも合わせてお楽しみください。

恋人とのデートがきっかけで初めて美術館を訪れた全盲の白鳥建二さん。「全盲でもアートを見ることはできるのかも」と思いユニークな旅路が始まった。あちこちの美術館を訪れるうちに、「自由な会話を使ったアート鑑賞」という独自の鑑賞法を編み出した。

水戸から東京、新潟、そして福島へ。アート作品をめぐりながら、白鳥さんは旅をする。カメラは、その旅路や見えない日常を追いかける。

いつしか、一緒に見る人たち、白鳥さん自身の新たな扉が開かれて…。本作は、そんな「全盲の美術鑑賞者」、友人たち、美術館で働く人々、新たな出会いと自由な会話を追った発見に満ちたドキュメンタリーである。

POINT!

見えない人と見える人が一緒になって行うアート鑑賞をめぐる物語です。 白鳥さんやその友人たちは「アートと出会って楽になった」と語りますが、その意味とはどんなものでしょうか。また白鳥さんは、18年にもわたり写真を撮り続けています。「読み返すことのない日記」と呼ばれるその40万枚もの写真はどんなものなのか。そもそも、なぜ白鳥さんは写真を 撮るのか、そんな「謎」もなんとなく意識してご覧ください。大地の芸術祭作品の『夢の家』(マリーナ・アブラモヴィッチ作)、風間サチコの『ディスリンピック 2680』、笑達『世界』などの魅力的で大迫力のアート作品の登場も見どころです。最後に、白鳥さんの感覚を追体験するようなアニメーションにも注目!

イベント概要

日時:11月6日(日) 13:10〜15:30
会場:那須高原 南ヶ丘牧場バイカル 2F
参加費:¥1,800 /障害者割引 1,000円(介助者1名まで割引適用)

アクセシビリティ:音声ガイド・バリアフリー字幕つき・UDCast対応
アフタートーク登壇者:白鳥建二(全盲の美術鑑賞者)、川内有緒(ノンフィクション作家)、三好大輔(映画監督)

*THEATRE for ALL 有料会員になると、映画祭作品を含めた約100点のコンテンツが月額1800円で見放題▶︎お申込みはこちら

お申し込み

チケット購入はこちら▶︎チケット販売「Peatix」のサイトへ移動します

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※以下の項目を記載の上、メールでお申し込みください
宛先:tfa@precog-jp.net
メールの件名:『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』特別上映会申込
①お名前、②電話番号、③年齢、④参加動機、⑤(任意記入)気になること、配慮してほしいこと

※イベントの詳細をtfa@precog-jp.netからお送りします。メールが正しく受信できるようドメイン「precog-jp.net」をメーラーに受信設定ください

アーティスト(登壇者)プロフィール

三好大輔(監督)

映画監督/プロデューサー。1972年岐阜生まれ。1995年 日本大学芸術学部卒。映像制作会社入社。MVやライブ映像の制作に携わる。2000年PROMAX&BDA AWARDS受賞。広告会社を経て2005年独立。癌を患った友人の奥山貴宏を追った記録がNHKのETV特集「オレを覚えていてほしい」で評判となる。2008年より東京藝術大学デザイン科講師。市井の人々が記録した8mmフィルムによる「地域映画」づくりをはじめ、全国にその活動を広げる。東日本大震災後、安曇野に移住。2015年 株式会社アルプスピクチャーズ設立。2020年 松本の古民家に拠点を移す。全盲の美術鑑賞者白鳥建二のドキュメンタリー「白い鳥」共同監督。映画を中心に映像制作を行う一方、全国の大学等で映像の指導を行う。

川内有緒(監督)

映画監督を目指して日本大学芸術学部へ進学したものの、あっさりその道を断念。中南米のカルチャーに魅せられ、米国ジョージタウン大学の中南米地域研究学で修士号を取得。米国企業、日本のシンクタンク、仏のユネスコ本部などに勤務し、国際協力分野で12年間働く。2010年以降は東京を拠点に評伝、旅行記、エッセイなどの執筆を行う。 『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』(幻冬舎)で新田次郎文学賞、『空をゆく巨人』(集英社)で第16回開高健ノンフィクション賞を受賞。趣味は美術鑑賞とDIY小屋づくり。また東京でギャラリー「山小屋」(東京)を運営している。最新刊は『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』(集英社インターナショナル)。ドキュメンタリー映画『白い鳥』共同監督。

白鳥建二(出演者)

全盲の美術鑑賞者

20年以上前から美術館に通いはじめ、年に数十回は美術館に通う自他ともに認める「美術館好き」。水戸芸術館の「session!」をはじめに、さまざまな美術館で美術鑑賞ワークショップなどのナビゲーターを務める。 2005年くらいからデジタルカメラで写真を撮り始める。一人で歩くときに撮影するのが習慣のようになっている。酔っぱらって調子に乗ると、やたらと撮りまくる傾向にあり、撮影した枚数は40万枚。シャッターボタンを押した時点で、ほとんど完結していて、その後のことについてはあまり興味がない。

2014年水戸芸術館現代美術ギャラリー(茨城県)ヂョン・ヨンドゥ「地上の道のように」作品協力。2021年はじまりの美術館(福島県)「(た)よりあい、(た)よりあう。」に写真家として出展。2022年アトリエみつしま企画展「まなざす身体」に写真家として出展。

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