『カランコエの花』『片袖の魚』ユニバーサル上映会
まるっとみんなで映画祭 2023
in KARUIZAWA
ABOUT
「女」とか「男」だけに縛られない、いろいろな性のあり方を知ることを通して「自分らしさ、その人らしさ」をみつめるプログラム❤︎
「うちのクラスに LGBTの人がいるんじゃないか?」無邪気な興味本位から生徒らの日常に波紋が広がっていく。友達を守るということの本質は?思春期特有の、だけでない、私たちの社会全体の課題に通じる良作。
トランスジェンダー女性の新谷ひかりは、同僚や友人に恵まれ東京で一人暮らしをしている。ある日故郷の街に出張が決まり、高校時代の同級生に今の自分を見てもらおうと会うのだが……無意識の偏見から生まれる無数の小さなアグレッション(差別・攻撃)を乗り越え、ささやかでも確かな一歩を踏み出すひかりの姿がかっこいい。
イベントについて
開催概要
日時: 2023年 11月18日(土) 13:00〜14:20
12:30〜 受付開始
13:00〜 上映会開始『カランコエの花』(39分)
休憩(5分)
13:45〜 上映開始『片袖の魚』(34分)
会場:軽井沢町中央公民館 大講堂(長野県北佐久郡軽井沢町長倉2353-1)
上映作品:
『カランコエの花』(監督:中川駿、2016年)
『片袖の魚』(監督:東海林毅、2020年)
鑑賞サポート:バリアフリー字幕/音声ガイド/英語字幕
料金:一般 1,200円
高校生以下 700円
<ご案内>
・当日券は上記料金に+300円
・未就学児無料
・介助者1名無料(当日受付にて障害者手帳提示)
・車椅子・バギーの方は開場時間15分前から優先入場可能
お申し込み方法
チケットはpeatixよりご購入ください。
▶︎チケット購入はこちら(チケット販売「peatix」のサイトへ移動します)
申込開始: 2023年 10月13日(金) 18:00
申込〆切: 2023年 11月17日(金) 18:00
<Peatixのご利用が難しい方>
以下の項目を記載の上、メールでお申し込みください
連絡先:marutto.theatre@gmail.com
メールの件名:映画祭チケット購入
①お名前、②電話番号、③年齢、④ご希望のチケット、⑤(任意記入)気になること、配慮してほしいこと
※イベントの詳細をmarutto.theatre@gmail.comからお送りします
お願いや注意事項
※キャンセルについて
1週間前までにキャンセルのご連絡をいただきますようお願いいたします。
それ以降のご連絡については返金することができませんのでご了承ください。
作品紹介
『カランコエの花』
近年社会課題として国際的にもメディアで多く取り上げられている「LGBTQ」。当事者を主とした恋愛や状況を描いた映画は国内外で多く発表されている中、それを “取り巻く周囲の人々”にフォーカスを当てることで、彼らの過剰な配慮によって翻弄されていく当事者を描いた今までにない視点の映画作品。また、それが観客に対するリアルなメッセージとして感動を与え、国内映画祭でグランプリ6冠を含む計13冠を受賞。さらに今若手女優として注目度の高い今田美桜を主演に起用し、等身大の女子高生の心の動きを新鮮な演技で描いた点も見どころとなっている。
とある高校2年生のクラス。ある日唐突に『LGBTについて』の授業が行われた。しかし他のクラスではその授業は行われておらず、 生徒たちに疑念が生じる。「うちのクラスにLGBTの人がいるんじゃないか?」生徒らの日常に波紋が広がっていき……思春期ならではの心の葛藤が 起こした行動とは……?
監督:中川駿(なかがわしゅん)
1987年 石川県生まれ。東京都在住。
大学卒業後、イベントの制作会社にて勤務。その後独立し、イベントディレクターとして活動する傍らで、ニューシネマワークショップにて映画制作を学ぶ。現在はフリーランスのイベント/映像ディレクターとして活動中。監督作品は『time』『尊く厳かな死』『カランコエの花』『UNIFORM』。
『片袖の魚』
自分を不完全な存在だと思い込むトランスジェンダーの女性が新たな一歩を踏み出そうとする姿を描いた短編映画。詩人・文月悠光の詩を原案に、ゲイ老人の性と苦悩を描いた「老ナルキソス」で高く評価された東海林毅監督がメガホンをとった。トランスジェンダーの新谷ひかりは、周囲との間に言葉にできない壁を感じながらも、同じくトランスジェンダーの友人・千秋や会社の上司である中山、同僚の辻ら理解者に恵まれ、東京で一人暮らしを送っていた。そんなある日、出張で故郷の街を訪れることになったひかりは、高校時代の同級生・久田敬に現在の自分の姿を見て欲しいと考え、勇気を出して連絡するが……。自身もトランスジェンダーであるファッションモデルのイシヅカユウが映画初主演を務めた。
監督:東海林毅
1974年 石川県 金沢市出身 武蔵野美術大学 映像学科在籍中よりVTRによる作品制作を中心に映像作家活動を開始する。1995年、東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で審査員特別賞を受賞。 同学を自主退学と同時にフリーランスとなり2004年よりオリジナルビデオで商業作品の監督・演出を務める。商業作品を監督する一方でVFXアーティストとしても幅広く活動しNHKの科学史番組「フランケンシュタインの誘惑」では放送開始時から演出やVFXを務めている。近年、表現の幅を広げるために自主映画にも力を入れ「老ナルキソス」(2017)は第27回 レインボー・リール東京でグランプリを受賞したほか国内外の映画祭で10冠を達成。トランスジェンダー当事者の俳優を日本で初めて一般公募のオーディションでキャスティングした映画『片袖の魚』を脚本、監督、プロデュース。2021年7月より新宿K’s cinemaほか全国で公開中。