fragments of Tuah – トゥアの片影

ファイク・シャズワン・クヒリ、マーク・テ、シャムスル・アズハー、ウォン・テイ・シィ

ABOUT

主人公は伝説の戦士「ハントゥア」と、クアラルンプールに暮らす「語り手=わたし」。マーク・テたちが、600年以上かけて「マレーシア人」の誇りとして人々に編み込まれた「ハントゥア」の物語を再編集し、現代マレーシアを生きる「わたし」の問いを描き出す。

舞台はマレーシア。 主人公は伝説の戦士「ハントゥア」と、クアラルンプールに暮らすミュージシャンである「語り手=わたし」。マレーシアを代表する現代アーティスト、マーク・テたちが、何百年も語り継がれる英雄の痕跡を探し歩き、本や博物館、テレビや映画、街頭や墓場、沖縄にあると言われる実在の痕跡まで追い製作したビデオ・エッセイ。600年以上かけて「マレーシア人」の誇りとして人々に編み込まれた「ハントゥア」の各地・各時代に散らばった物語を再編集し、現代のマレーシアを生きる「わたし」の問いが描き出される。

#fragmentsoftuah

公開中

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作品の基本情報

上映時間
47分
言語
英語
料金
〈レンタル〉 1,300円(税込) 視聴期間: 168時間 / 7日間 この作品はレンタル(PPV)でご視聴いただけます。*Vimeoの仕様上、お客様の閲覧環境によって金額が米ドル表示になる可能性もございます。
ジャンル
映画 ドキュメンタリー アート

本作品のアクセシビリティ

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    非対応
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  • オリジナル(英語音声、アクセシビリティなし)/Original version (English audio) No accessibility
  • マレー語字幕/Malay subtitled (English audio)
  • 日本語バリアフリー字幕

POINT!

移動し越境する人々をテーマにした作品を発表する作家・舞台演出家の神里雄大と、マレーシアの政治史を長きにわたり調査している演出家・研究者・キュレーターのマーク・テの《南方から「歴史」を読み換えるリサーチコラボレーション》、最終作品。

2018年7月にインドネシア・ジョグジャカルタにて開催された「Jejak-旅 Tabi Exchange」でのプレゼンテーションをきっかけに、全く異なる手法でリサーチを行う神里とマークによる本ラボレーションが発足。
2019年、国境の「端っこ」を中心に置き換えて考察し、中央と周辺、支配と被支配、というテーマでプロジェクトがスタート。 2019年12月から2020年2月にかけて、琉球諸島(奄美大島、徳之島、沖縄本島、宮古島など)でリサーチを実施。 その後もタイや「Jejak-旅 Exchange 2020」プログラム等で神里・マークは緩やかな対話を続け、それぞれに新作の構想を練り、創作を開始した。

2020年、神里の「カオカオクラブ・オンライン」に次ぎ、最終年となる今回、マークは本作『fragments of Tuah – トゥアの片影』を発表する。

アーティストプロフィール

ファイク・シャズワン・クヒリ

 

ファイク・シャズワン・クヒリは、マレーシアの独立放送局「BFM」のデジタル・プロデューサー。《Something I Wrote》《2-minute solos – art meets politics》《Baling》《Version 2020》《A Notional History》《Oppy & Professor Communitas》などファイブ・アーツ・センターの数多くのプロジェクトや、ダンス・アーティストのリー・レンシンの《B.E.D.》シリーズに出演。バンド「Terrer」でオリジナル楽曲を製作している。


マーク・テ

 

マーク・テは、マレーシア、クアラルンプールを拠点とする演出家・研究者・キュレーター。多様な共同プロジェクトは、ドキュメンタリー的または思弁的な形式をとることが多く、歴史におけるもつれた関係や記憶、カウンターマッピングといったテーマを扱う。パフォーマンスを活動の中心としているが、展覧会や教育、社会活動、キュレーション、執筆なども行う。ロンドン大学ゴールドスミス校で芸術・政治学修士課程修了。ファイブ・アーツ・センターのメンバー。


シャムスル・アズハー

 

シャムスル・アズハーは、テクノロジーをパフォーマンス的要素として作品に取り入れながら、演劇・映画・現代美術の領域でマルチメディアおよび照明デザイナーとして活動している。様々な場所や空間をデザインし、ファイブ・アーツ・センターとは多数のプロジェクトで協働してきた。パフォーマンスや展覧会にむけて作品を制作するアーティストのための緩やかで領域横断的なコレクティブ「sans」のメンバー。ディーキン大学 (オーストラリア) の映画・デジタルメディア学部を卒業。


ウォン・テイ・シィ

 

ウォン・テイ・シィは、現代美術・演劇・映画の分野で1999年から活動。受賞歴を誇るプロダクションデザイナー、キュレーター、プロデューサー、ファシリテーターとして、これまで様々なアート・コレクティブや組織、制作会社と協働した経験を持つ。集団の創造性や領域横断的なコラボレーションの力を信じ、特に芸術と社会環境が交差する点に関心を寄せる。ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズでビジュアルアーツの学位を取得。

クレジット

映像製作:ファイク・シャズワン・クヒリ、マーク・テ、シャムスル・アズハー、ウォン・テイ・シィ
撮影(沖縄):神里雄大、鳥井由美子

英日翻訳:田村かのこ、春川ゆうき(Art Translators Collective)
バリアフリー日本語字幕監修:NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク
バリアフリー日本語字幕映像編集:内田圭

共同リサーチ(2019年度):神里雄大

統括プロデューサー:中村茜
プロデューサー:黄木多美子、水野恵美
コーディネーター:野崎美樹
プロジェクトマネージャー:佐藤瞳、平岡久美

企画制作:株式会社precog
主催:一般社団法人P

助成:
公益財団法人セゾン文化財団(国際プロジェクト支援2019-2021:南方から「歴史」を読み換えるリサーチコラボレーション)
芸術文化振興基金

協力:
沖縄県立埋蔵文化財センター
Jejak-旅 Tabi Exchange

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