宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓
チェルフィッチュ
ABOUT
「ノン・ネイティブ日本語話者との演劇プロジェクト」を通じて再発見された演劇の本質的なありようを観客は目の当たりにし、自らの「言葉」と出会い直す。
とある言語の衰退を食い止めるべく、宇宙船イン・ビトゥイーン号に乗り込んだ四人の乗組員と、一体のアンドロイド、そして銀河の旅の途中で遭遇する地球外知的生命体。宇宙を漂いながら、やがて言葉をめぐる対話が繰り広げられる。劇中で語られる、変化しゆく「わたしたちの言葉」とは、いったい誰のものなのか。
作品の基本情報
- 上映時間
- 100分
- 言語
- 日本語
- 料金
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〈レンタル〉 1500円(税込) 視聴期間: 168時間 / 7日間 この作品はレンタル(PPV)でご視聴いただけます。*Vimeoの仕様上、お客様の閲覧環境によって金額が米ドル表示になる可能性もございます。
- ジャンル
- 演劇
- シリーズ
- EPAD × THEATRE for ALL
本作品のアクセシビリティ
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音声ガイド
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手話
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バリアフリー字幕
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字幕
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多言語対応
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吹き替え
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作家オリジナルのバリアフリー
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ノンバーバル
オリジナル版(英語字幕付き)と3つのバリアフリー動画をご用意しています。視聴ページに移動後、ご覧になりたいバージョンのリンクをクリックしてください。
*Vimeoでのご視聴となります
- オリジナル(英語字幕付き)/Original version (with English subtitles)
- 日本語バリアフリー字幕
- 日本語音声ガイド
- 日本手話
※オリジナル版の英語字幕の表示方法(Vimeo)
動画プレーヤーの設定アイコンをクリックして、[cc]字幕をクリック、英語字幕を選択して切り替えます。
POINT!
演劇における日本語の可能性をひらくため、チェルフィッチュが2021年より取り組む「ノン・ネイティブ日本語話者との演劇プロジェクト」。そのワークショップで出会った、日本語を母語としない俳優と共につくり上げました。
舞台上で発されるせりふが、その発音や文法の「正しさ」とは関係なく観客に届くということ。パフォーマンスが引き起こす想像を拠り所に、「正しさ」から解放された言葉が作用し、演劇の本質があらわに。
アーティスト・制作者 からのメッセージ
本作は、3年間取り組んだ「ノン・ネイティブ日本語話者との演劇プロジェクト」の成果の一つとして制作しました。誰もが持っている「自分の言語」に対する、思い込みや無意識の偏見が取り払われるような驚きに満ちた作品になりました。ぜひお楽しみください。とくに、演劇の創り手の皆さんにノン・ネイティブ日本語話者と協働することの可能性を感じていただけたら嬉しいです。
アーティスト プロフィール
岡田利規が全作品の脚本と演出を務める演劇カンパニーとして1997年に設立。
2007年クンステン・フェスティバル・デザール2007(ベルギー)にて『三月の5日間』が初めての国外進出を果たして以降、アジア、欧州、北米にわたる90都市以上で上演。フェスティバル・ドートンヌ・パリ(フランス)、ウィーン芸術週間(オーストリア)など世界有数のフェスティバル・劇場との協働および国際共同製作による創作も多数。
岡田利規
演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰。2007年チェルフィッチュ『三月の5日間』で国外進出を果たし、以降世界90都市以上で上演。近年では、欧州での創作や能の現代語訳、オペラ演出など活動の幅を広げ、他分野のアーティストとの協働も多数。2007年にはデビュー小説集を発表し、2022年『ブロッコリーレボリューション』(新潮社)で第35回三島由紀夫賞、第64回熊日文学賞を受賞。
クレジット
作・演出:岡田利規
出演:安藤真理、徐秋成、ティナ・ロズネル、ネス・ロケ、ロバート・ツェツシェ、米川幸リオン
舞台美術:佐々木文美
音響:中原楽
サウンドデザイナー:佐藤公俊
照明:吉本有輝子
衣裳:藤谷香子
舞台監督:川上大二郎(スケラボ)
演出助手:山本ジャスティン伊等(Dr. Holiday Laboratory)
英語翻訳:オガワアヤ
宣伝美術:牧寿次郎
アートワーク:平山昌尚
プロデューサー:黄木多美子(precog)、水野恵美(precog)
プロジェクトマネージャー:遠藤七海
プロジェクトアシスタント:村上瑛真(precog)
記録映像
監督・編集:須藤崇規
撮影:須藤崇規、樋口勇輝、三上亮
製作:一般社団法人チェルフィッチュ
共同製作:KYOTO EXPERIMENT
企画制作:株式会社precog
製作:一般社団法人EPAD
バリアフリー企画制作:THEATRE for ALL(株式会社precog)
日本語バリアフリー字幕:社会福祉法人聴力障害者情報文化センター
音声ガイド:Palabra株式会社
手話翻訳:那須映里
手話監修:那須善子
手話映像撮影・編集:中西智也、山﨑将洋
文化庁文化芸術振興費補助金(統括団体による文化芸術需要回復・地域活性化事業(アートキャラバン2))|独立行政法人日本芸術文化振興会
EPAD × THEATRE for ALLとは?
EPADによる上演作品のアーカイブ事業と、バリアフリーな劇場体験を目指す「THEATRE for ALL」が力を合わせて、視覚や聴覚に障害がある方や、さまざまな理由で劇場に行きづらいと感じる方へ向けて鑑賞機会を届ける取組です。舞台芸術の価値ある財産を活かして、鑑賞体験を広げ、その魅力を伝えます。
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