2023/12/22

TfA編集部より、今週のおすすめコンテンツ

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こんにちは。雪がちらつく地域も出てきましたね。さて、すっかり年末気分で、今週末はクリスマス!みなさんご予定はいかがですか?THEATRE for ALLでは、先週に引き続き、年末年始におうちでみてほしいコンテンツをご紹介。映像作品は、クリスマスにお子さんと楽しんでいただける作品を中心にしてみました。チェックしてみてくださいね!

ーおすすめ記事ー

EPAD×THEATRE for ALLの取り組み

舞台芸術のアーカイブ事業を行うEPADとTHEATRE for ALLは、鑑賞のバリアを取り除き、劇場体験を広げるために、協働事業に取り組んでいます。今年は「東京芸術祭2023」のプログラムのひとつとして「EPAD Re LIVE THEATER in Tokyo〜時を越える舞台映像の世界〜」の期間中にユニバーサル上映会を実施しました。前編、後編にわけて開催レポートをお送りします。

 

手話弁士つき舞台映像の上映会 その新たな可能性—EPAD × THEATRE for ALLユニバーサル上映会開催レポート(前編)
映像×手話弁士のリアルな演技。“耳が聞こえない人のための解説”であることを超え、すべての人にとって、作品の臨場感を伝える重要な“表現”として受け止められた上映会の記録。

 

みんなに鑑賞体験を開くために —EPAD × THEATRE for ALLユニバーサル上映会開催レポート(後編)
字幕表現の面白さ、当事者視点のクリエーション、鑑賞サポートは健常者の鑑賞体験もひらく?さまざまな視点から語られた、劇場、舞台芸術をひらいていくこと

ーおすすめ動画ー

年末年始におうちでみてほしい特集

クリスマスや年末年始、お子さんから大人まで、おうちでゆるゆる楽しんでいただきたい作品をお届け!

 

【アニメーション】『PAPER?/かみ?』(ノンバーンバル)
音楽家・蓮沼執太と映像作家・水尻自子が知的障害のある利用者とのワークショップ体験をもとに、一方的に鑑賞するだけではない映像作品の可能性に挑戦しました。福祉施設での日常に目を向けながら、当事者も介助者も、子どもも大人も、誰もが共に過ごす時間が生まれることを目指した本作は、2021年からTHEATRE for ALL LABの取り組みとして行っている、福祉施設に芸術鑑賞と創作を届ける「劇場をつくるラボ」のオリジナルアニメーション作品です。作品にはたくさんの紙が登場します。(蓮沼執太×水尻自子)

▶︎この作品をもっと味わうための解説動画2つのQはこちら

 

【演劇】めにみえない みみにしたい(日本語バリアフリー字幕/日本語音声ガイド/日本語手話+バリアフリー字幕)
藤田貴大が子どもから大人まで一緒に楽しめる演劇作品として彩の国さいたま芸術劇場と共に初めて取り組んだ本作。演劇ならではの見立てやしりとり、じゃんけんといったゲーム、シャボン玉などの視覚効果、多様な要素を取り入れながら、少女の成長や自立、戦争というモチーフを描いた。俳優4人が、主人公の女の子のほか、母親、狩人、森の動物や妖精たちまで、多彩な登場人物を次々と演じ分けていく。原田郁子が音楽を、衣装はsuzuki takayukiが担当。(マームとジプシー)

▶︎この作品をもっと味わうための解説動画2つのQはこちら

 

【着ぐるみ】シバ兄とニャン君(日本語バリアフリー字幕/日本語字幕/日本語バリアフリー音声ガイド+吹替+字幕)
ある大人と子どもが扮する犬と猫のコンビによる子供番組《シバ兄とニャン君》は、子どもたちの間で大ブームに。ふたりはまるで百科事典のように、子どもたちの質問には答えていきますが、自分自身が抱える問題の答えは見つけられずにいました。母親に会いたくても会いにいく勇気がないニャン君と、ある人物と不倫関係にあるシバ兄。ひとつの旅をきっかけに、ふたりの心の奥底に眠っている“井戸”が掘り起こされていきます。(江宗傑)

 

【クレイアニメ】Waltz(日本語音声ガイド/英語字幕)
そうした世界へまったく無個性なソーセージが現れました。彼はこれまで違う形の仲間を見たことがなく、首から下げたネックレスの番号で「ナイン」と呼ばれています。
様々な種類の食品の存在を目の当たりにしてとまどうナイン。麦からできていないゆえに、投獄されてしまいますが、友人の機転のおかげで仲間に迎えられます。平和の日々もつかの間、隣国で新たな対立が発生。ナインたちの活躍で、なんとか和解し、大団円となるものの、そこに、液体という形態の食品が出現し……。(宮澤真理)

ーお出かけ情報ー

お出かけ情報では、おすすめのイベント情報をお届けします。

”表現”の可能性を追求する話題作3本を全国5都市にて上映!

 監督トークや音遊びの会ライブもお見逃しなく!

「音の行方」「こころの通訳者たち」「へんしん!」は、既存の価値観にとらわれない表現の可能性を探る注目の話題作。全会場で、監督やプロデューサーによるアフタートークを実施します。また、福岡・京都会場では注目の即興音楽集団「音遊びの会」によるライブパフォーマンスも!?ぜひお気軽にご来場ください!

 

◉注目の3作品 日本語字幕付きでの上映!

『音の行方』(107分)

知的障害がある人と即興音楽の出会いが生み出す新たな世界。観客と演者、表現と遊びを縦横無尽に横断するアーティストたちの17年におよぶ軌跡を描く。

 

『こころの通訳者たち What a Wonderful World』(94分)

演劇や映画を視聴覚障害者に届けることに奮闘する通訳者たちを追った、日本唯一のユニバーサルシアター「シネマ・チュプキ・タバタ」製作のドキュメンタリー 。

 

『へんしんっ!』(94分)

電動車椅子を使って生活する石田智哉監督が障害者の表現活動の可能性を探るドキュメンタリー。

 

<スケジュール>

1月20日(土)  会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 スタジオA

トーク:平塚千穂子(プロデューサー/CINEMA Chupki TABATA 代表)

 

1月27日 (土) 会場: 福岡市美術館 ミュージアム ホール

トーク&ミニライブ:野田亮(監督)、音遊びの会

 

2月3日(土)    会場:いわき芸術文化交流館アリオス 小劇場

トーク:平塚千穂子(プロデューサー/CINEMA Chupki TABATA 代表)、石井健介(ブラインドコミュニケーター)

      

2月10日(土)  会場:東京芸術劇場 シアターイースト

トーク:石田智哉(映画監督)

 

2月17日(土)  会場: ロームシアター 京都 ノースホール

トーク&ライブ:野田亮(監督)、音遊びの会

ー編集部注目トピック!ー

12月23日・夜 オンライン朗読会『クリスマス・イブイブラジオ』開催! – バリアフリー演劇結社ばっかりばっかり

今回の100の回路に登場する、バリアフリー演劇結社ばっかりばっかりさんより、クリスマスイブの朗読会のお知らせです!

 

1月20日・参加費無料・オンラインあり・ART SUPPORTER@KAGOSHIMA 表現活動のあれこれ@鹿児島

鹿児島県内で障害のある人たちの表現活動を行なっている3団体の活動と厚生労働省が実施している障害者芸術文化活動普及支援事業、鹿児島県障害者芸術文化活動支援センターの活動についての事例を紹介。このような活動を地域にどのように結びつけていくのかについて共に考え話し合う場をつくるイベントです。

 

手話で楽しむみんなのテレビ×アニメしゅわわん!第1話~第8話がNHK+で28日まで見逃し配信中

写真家・文筆家として活躍する齋藤陽道さんの一家をモデルとしたアニメ。齋藤さんと妻はろう者で、2人の息子は聴者。親子の会話は“手話”で交わされている。その様子を一言で表すなら…しゅわわん!手話表現者として登場する江副悟史さんの表情豊かな手話にも注目。

アートと福祉のイベント情報をお寄せください

THEATRE for ALL編集部では、アートと福祉の活動や、障害のある方も参加しやすいユニバーサルなお出かけ情報等をSNSやWEBページを通して、広めていく活動をお手伝いしていきたいと考えています。掲載可否や方法等はご依頼頂いて以降のご相談にはなりますが、情報掲載をご検討の方はぜひ一度、お問い合わせください。

 

お問い合わせ先
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